https://kofu.hosp.go.jp/news/cnt0_000091.html
日本のワクチン事情をご存じですか?

先進国である日本の予防接種制度は、先進国・中進国のなかでは最低レベルと言われています。
日本では2007年・2008年に大学生を中心に麻疹(はしか)が流行し、社会問題になりました。
しかし、日本以外に目を向けてみると、先進国はもちろん、南米大陸でも麻疹は撲滅された病気です。
【流行しているのは日本とアジア・アフリカの発展途上国ぐらいしかありません。】

2007年の流行時には、修学旅行で日本からカナダを訪れた高校生が麻疹に罹患し、現地の保健当局から全員がホテルで待機を命じられ、飛行機の搭乗も拒否されるという事態が起きました。

【発生率がほとんどゼロに近い先進国では、麻疹は大変危険な病気とされていますので、米国では日本が麻疹輸出国の第1位という不名誉なイメージを持たれています。】

最近では、今年に入り20〜30代で風疹が流行り社会問題になりました。
妊娠初期の女性が風疹にかかると胎児にも感染し「先天性風疹症候群」による難聴や心疾患など障害の出る恐れがあります。妊娠中の方は風疹の予防接種を受けることができないため、同居の家族からの感染予防が重要になります。
麻疹も風疹も20〜30代の方でワクチン接種していない方がいたため、このような事態が発生しました。
実際に、日本と世界の間には大きなワクチンによる格差が存在します。
特に問題なのは、他の国では無料で接種できて日本では無料で接種できないワクチンが多くある事です。