https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK548921/

イベルメクチンの副作用? 抜粋2
(初めて発見された肝障害。症状は数日で改善、三ヶ月で完治)

「カメルーン出身で,スイスに5年間滞在していた20歳の女性が,右強膜に移動性の虫を発見し,これを摘出してLoa loaと同定した.好酸球増多(18.5%)とミクロフィラリアを呈し、アルベンダゾール(1日600mg)を21日間投与した。その後、血中の好酸球数は減少したものの低値が続き、3ヵ月後にイベルメクチン(15mg経口投与)を単回投与した。1ヵ月後、定期的なフォローアップのために受診した際、彼女は腹痛を訴え、正常であった血清アミノトランスフェラーゼ値が顕著に上昇した。」

「数日で臨床症状は改善し、血清アミノトランスフェラーゼ値は急速に低下し、3ヵ月後には正常値となった。その後もミクロフィラリアが減少したため,ジエチルカルバマジンを29日間投与したが,その後は問題なく,血清酵素の上昇もみられなかった。」

「今回の急性肝炎は、無関係な持病(例えばE型肝炎)が原因であった可能性もある。」

12日間で体内から排出されるイベルメクチンの服用一ヶ月後なので、妙な症例。