なぜ、マイクロチップでは電波の発信や受信ができないのか、素人に説明するのは難しいね。
Bluetoothの2.4GHz帯の電波の波長は13mmだから、13mの波長(高さではない)の波で考えてみる。
13mの波長の波を人工的に作ろうとすると、少なくとも長さ13mのプールが必要になる。

波長13mmの電磁波でも同じことで、もしこれを0.1mmのマイクロチップで実現しようとすると、
波長13mmの130分の1のサイズで波を作ろうとしていることになる。これを13mのプールと比較
すると、130分の1のサイズ、すなわち10cmの茶碗サイズで13mの波長の波を作ろうとしている
ことになる。もちろん不可能だ。

波長は物理的に決まっているから、13mmの波長なら、10mm前後のアンテナがないと電波の受信も
発信もできない。もちろん、コイル状にすれば3mm程度には小さくできる。これが限界だ。

この事実以外の話は空想または妄想で、現実には存在しないものの話になる。