ヘルパーT細胞の正常値は血液 1mm3あたり成人で約 1000個であるが,これが 200個以下になると ARCの状態となり,より深刻な症候群へと進んでいく。 50個をきるあたりから全身の免疫不全状態となり,臨床的エイズになるといわれる。免疫系が衰えるにつれて,患者は再発性あるいは慢性の日和見感染症を発症するようになる。