開業医・鹿先生
2021/12/11 14:56

https://www.nicovideo.jp/watch/sm39738972
mRNAワクチンの世界

m1ΨmRNAはTLRに感知されにくいので、自然免疫の抗原提示細胞(DC,MФ)による炎症を起こさず、
Th,TcよりむしろTregを誘導する。m1ΨmRNAはRNaseで分解されにくいので、そのことによる大量の
スパイク蛋白生成もTregを誘導する。

TregはTGF-βを介して自然免疫(DC,MФ,NK)、細胞性免疫(Th,Tc)、抗体免疫(B)の全ての免疫を
抑制する。これを免疫恒常性の維持(ホメオスターシス)という。

TGF-β下であってもB細胞は大量の抗体を産生するが、Thの促進性サイトカインの援助が無いので
十分な抗体価を長期間維持できない。

抗体価が下がるとブレイクスルー率が未接種者の2倍になるのはTregにより自然免疫と細胞性免疫が
抑制されているからで、そのことにより他の感染症や癌の増加が予想される。

抗体価が下がっても重症化抑止効果が維持されるのはTregによる自然免疫と細胞性免疫の抑制により
サイトカインストームが起きにくくなっていることがその理由と考えられる。

Tregによる免疫が抑制されているにもかかわらず自己免疫性心筋炎が多発しており、抑制がとれたあとには
現時点で発症していない数多くの自己免疫疾患の発生が予想される

誘導される抗体は武漢型スパイク蛋白に対する抗体なので、その抗体では変異株を中和できず、いつかは
抗体依存性感染増強(ADE)が起きる可能性がある。