愛国者プーチンと国際金融資本との戦いが始まった

ソ連解体後に、ロシアではユダヤ系の成金財閥がたくさん誕生しました。彼らは海外の国際資本家たちと手を組んでロシアの資源を手に入れ、富を独占しようとしました。これを阻止しようとしたのがプーチンです。
ロシアの新興財閥は資金力を背景に政治にまで口出ししようとしましたので、プーチンが締め付けて追いつめていきました。多くの新興財閥の経営者は追放されました。
最後まで残ったのが石油企業ユコス社の経営者ホドルコフスキーです。
プーチンは「ロシアの資源はロシア人のものである」という考え方で、ロシアの資源が外国資本に握られることを徹底的につぶしました。プーチンはホドルコフスキーの不法行為を見つけ出して、2003年に彼を逮捕し、投獄しました。
ホドルコフスキーが逮捕された2003年から、米ロの新たな冷戦が始まりました。それまでの米ソが裏で手を結んでいた八百長の冷戦と違って、今度は本当の意味での冷戦です。その冷戦が今、熱戦に移りつつある危険な状態になっています。その一つの現象が東ウクライナで起こっています。
2015年馬渕睦夫