16歳
最近、化学の授業で、先生が疑似科学について説明した。このワードを聞くのは初めてで、とても興味深い内容だった。
先生はまず『DHMOという物質があり、人間に危害を及ぼす』と説明した。すると生徒のほとんどは、この物質を規制すべきだと主張した。
しかしその後、先生が『DHMOとは一酸化二水素、つまり水のことである』と明かした時、生徒は驚きの声を上げた。私自身も、言い方によってこうも印象が変わるということに、とにかく驚いた。
そして怖くなった。今まで自分がこうだと見ていたものが、実際は全く見当違いであって、自分の都合のいいように捉えていただけなのかもしれないと。
この授業の後、自分なりに少し調べてみると、科学的に根拠のないことがあたかも事実であるかのように示してあるものが、世の中にはたくさんあることが分かった。またすごく驚いた。
私はよく『都市伝説』などを取り上げた動画を見るのだが、この都市伝説にも同じことが言えると思った。事実を自分の都合のいいように解釈し、それを受け止める。こんな今までの捉え方を改め、情報に対するリテラシーを持って情報と向き合っていきたいと思った。