九州大学生体防御医学研究所の西尾美希助教、鈴木聡教授らの研究グループは
九州大学病院別府病院や産業技術総合研究所(茨城県つくば市)と共同で
肝内胆管がんや混合型肝がんの原因としてMOB1(※1)シグナル経路が
重要であることを見出しました。

また、このシグナル経路を標的とする天然物の探索を行った結果、
本年ノーベル賞を受賞した抗寄生虫薬イベルメクチン(※2)が肝内胆管がんの
治療薬となりうることも発見しました。

今後、肝がんの中でも依然極めて予後が不良であった肝内胆管がんや
混合型肝がんの予後を改善できることが期待されます。

https://www.amed.go.jp/news/release_20151222-01.html