>>524
扇動政治は共和制ローマ以来の由緒正しい政治のやり方で、やってる方に罪悪感は無いはず。有力者やその代弁者が何人か演説して扇動をしあい多数決。議決権者の多数派工作を行った結果の多数決を神聖としたのが宗教会議。

日本の伝統的な意思決定のやり方の典型は朝廷の廟議。
序列が
決まっていて最下位の者から順に意見を言う。知識が不足していても意見は言わないといけない。意見を言うのが仕事だから、中納言はナカノモノマウスツカサ。朝廷の場合は超先例主義だからお勉強は必須。間違いは序列上位が指摘してくれる。先例通りとか、先例としない一回限りの先例破りとか、新たな先例にするとか下位者の意見を上位者がまとめながら意見が述べられ、上から二番目が意見を言って最上位に決定を求める。全員の意見を考慮した序列二位の意見が通る訳。参加人員を多く出来ないから、関係者が多数の場合は少人数会議の代表の少人数会議の代表の少人数会議…みたいになる。一応関係者が全員意見を言ってる事になるのね。制度化されてはいないけど、こういう意思決定のやり方の方が普遍的だったみたいね。

多数決民主主義の扇動政治は、都市国家の軍国主義の効率化が起源。負けちゃったら皆殺しか全員奴隷で事後に責任の追及が出来ない。事前に方針や指導者を多数決で選んで、間違ったら全員の責任と納得出来るようにして和戦を決めた。