原因不明だった体調不良に「兆し」 上原彩子が11年ぶりのQT会場で見せた明るい表情
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女子ゴルフ

米国女子ツアーに参戦するために、初めて予選会を受けたのは2012年のこと。 11年ぶりとなる戦いに、上原彩子は身を投じている。

13年からは順調にシード選手として歩みを進めてきたが、その潮目を変えたのが体調の悪化だった。

21年の春頃から「原因不明」の湿疹に悩まされ、さらに「肺に水がたまる」などの症状も起こるようになった。
同年7月にはツアーを一時離脱し、復帰できたのは翌年の9月。実に1年2カ月も療養期間を過ごしたことになる。

復帰したものの、根本的に治ったわけではない体調は、一進一退の状態が続いてきた。
つい1カ月ほど前も、寝られないほどの症状に苦しめられていたという。「実は」と言って明かしたことがある。
「予選会も欠場しないといけないかなと思って、協会に問い合わせもしていました」。それだけに、まずここに居られることがうれしい。

話を聞いている時、上原の表情が一気に明るくなる話題があった。「今までいろんな病院で『原因は分からない』と言われてきたんですけど、やっと“これじゃないか”というのが見えてきたんです。

それで食事療法を試したら、寝られるようにもなって。やっと兆しが見えました」。
聞くと、その食事制限の内容はハード。砂糖、白米、乳製品など、糖分はまず摂取できないし、基本的に野菜中心になるが芋類などは禁止されている。制限は多いが、それでも体調が戻っていることを実感できることが今はうれしい。