なぜ、医師の私が命がけでWHO脱退を呼びかけるのか?
井上正康
方丈社, 2024/03/05
WHO(世界保健機関)は人類の敵だった! 信じられない話だが、このままでは全人類が家畜同然にされる。それを防ぎうるまでのタイムリミットは目前に迫っているという事実を誠実な医師が伝える衝撃の書。

だが本当に深刻な問題はここから先に用意されている。WHO主導で「次に起こるパンデミックに備えるために」との名目で、いわゆるパンデミック合意(WHO CA+)と、国際保健規則の300カ所を超える改訂の準備が非公開のうちに進められてきた。これが批准・承認されると何が起きるか? 「WHOがパンデミックの発生」を宣言すると、「基本的人権」や「国家主権」を超えた強制力をWHOが持ち、デジタル技術による人の行動監視、移動の自由の制限をはじめ、ありとあらゆる制限、そしてワクチン接種は全員強制となる。現状のままだと、この改正は2024年5月に通過する。

各国ではこの問題が脚光を浴び、拒否・留保を申し立てる期限だった2023年12月1日までに、ニュージーランド、フィリピン、メキシコ、スロバキア、エストニア、オーストラリアなどがWHOに世界保健規則改正に同意しない旨を通告した。一方、日本政府・厚労省はこれを推進する立場であることを表明している。日本版CDC、mRNAワクチン工場の設置も進んでいる。これを問題視する国会議員が立ち上がり、2023年11月15日に超党派議員連盟が発足、WHOに対抗する世界的な機関として緊急設立されたWCH(世界保健評議会)への加盟を呼び