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【総合】ドラゴンクエスト4 導かれし者たち 第176章【DQ4/ドラクエ4】

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2018/09/14(金) 07:05:52.60ID:TIO1dIu2
※次スレは>>980が立てること
・攻略サイト>>2-4、FAQその他…>>5以降

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■前スレ
【総合】ドラゴンクエスト4 導かれし者たち 第175章【DQ4/ドラクエ4】
http://krsw.5ch.net/test/read.cgi/ff/1532330405/
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2018/11/04(日) 22:56:10.75ID:AEtuIeta
第六章「コーミズ村にて」

 さてモンバーバラを出発した一行は、キングレオ城に向かう途中、マーニャとミネアの生まれ故郷であるコーミズ村に寄ることにした。
村の人々は二人の顔見知りのようで、二人の父エドガンやその弟子オーリンに関することを話してくれた。

 ふと見るとこちらに向かって一目散に駆けてくる犬がいる。
二人の飼い犬ペスタだ。
ペスタは喜んで二人にじゃれついている。
そのうち一言吠え、ペスタは駆け出して行く。
ペスタを追いかけていくと、着いたところはマーニャとミネアの家であった。

 ペスタが地下室に向かって吠えるのでゆっくり降りていくと、なんとスライムがいる。
しかしどうやら悪いスライムではないようで、西の洞窟にあるエドガンの研究所のことを教えてくれた。
エドガンの墓に祈りを捧げた後、一行は西の洞窟へ向かった。

 洞窟に入る前にメンバーを決める。
マーニャとミネアは案内役として、もう一人を考えあぐねていると、トルネコが馬車の中で後ろを向いている。
トルネコさん、たまには体を動かさないと と声をかけると、トルネコはしぶしぶ馬車から出てきた。
大丈夫よ、この洞窟は馬車ごと入れるからと励まし、一行は洞窟へ入って行った。

 さすがにここまで来ると敵も強い。
しかもマーニャの炎系呪文が効かない敵が出てくる。
ソフィアはミネアと二人で攻撃役と回復役を行うことにした。
いや正確にはトルネコも攻撃役なのだが、この男ソフィアの指示を聞かず、たまに独自の行動をとるのだ。
駄洒落を言って敵を笑わせる、子守歌で眠らせる、モンスターの口をふさいで呪文を封じる、転んだ拍子に武器が敵に当たり会心の一撃で倒してしまうなどなど。
最も驚いたのはトルネコの呼んだ商人軍団が、敵を殴り倒してしまったことだ。
トルネコさんて商人仲間にも人望があるんですねと褒めると、トルネコはしきりに照れていた。

 無事にエドガンの研究所を見つけ、魔法の鍵を入手した一行。
これでキングレオ城に忍び込めそうである。
モンバーバラで聞いた若い娘たちの失踪事件、キングレオの新しい王様のこと、進化の秘法……
そしてマーニャとミネアの敵バルザックはキングレオ城にいるのか。
これらの謎を解き明かすため、一行は装備を整えキングレオ城に向かうのであった。
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2018/11/04(日) 23:51:31.96ID:XSGeVDJf
続くのか
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2018/11/05(月) 02:20:31.34ID:iafJ5Jw0
第七章「導かれし者たち」>

 ついにここまで来た、とマーニャとミネアは思った。
キングレオ城は姉妹にとって忘れることのできない場所である。バルザックにとどめをさせず、キングレオになすすべもなく破れ、失意の中この国を出たことが思い出される。

 ソフィアは人選を考えていた。
メンバーに姉妹を入れるとして、残りはやはりアリーナしかいない。
今回は女子パーティーで行くことに決めた。

 城壁の中に入り四人で城内に向かう途中、何か思うところがあるのか、マーニャとミネアが立ちどまり広場の地面をじっと見つめている。
そのときホイミンという旅の詩人が現れ、ライアンへの助力を懇願して去って行った。

 城内に入るとなにやら騒がしい。
どうやら城の兵士たちが、旅の戦士を取り押さえようとしているらしい。
四人が助けに向かうと、その戦士はなんと兵士たちを投げ飛ばしてしまった。
そしてソフィアを見て、なにやら感激している様子。
そして、その戦士ライアンは壁にある隠し扉を開け、ソフィアたちにキングレオ討伐を促した。

 五人が隠し部屋にはいると、そこにはキングレオがいた。
姉妹は前回の戦いで全滅させられている。
今度こそ負けられないと、二人は気を引き締めるのであった。

 アリーナの先制攻撃から戦いは始まった。
だがなぜかキングレオの攻撃は弱体化している。
これなら勝てる。
姉妹は勝利を確信した。
そしてマーニャ会心のメラミが決まったとき、戦いは終わっていた。

 後はバルザックだ。
城内を探し回ると魔法の研究家がいた。
進化の秘法を完成させるためには若き乙女の魂が必要なため、モンバーバラから娘たちを誘拐してきて研究していたようである。

 さらに城内を巡るとある部屋に大臣がいた。
バルザックがサントハイム城にいることを大臣から聞き出すと、ミネアとマーニャは顔を見合わせてうなずいた。
だが今度はアリーナが大臣を激しく問い詰める。
サントハイム城になぜその魔物がいるのか。
しかし大臣は首を横に振るだけであった。

 かくして、次の目的地はサントハイム城に決まった。
城内から出ると、先ほどのホイミンがライアンの無事の祈りと彼への感謝の言葉をソフィアに託し、足早に去って行った。
馬車の中のライアンにそのことを伝えると、彼は駆けだして行った。
だが会うことはできなかったらしく、やがて馬車へ戻ってきた。
ライアンはソフィアに、一言ホイミンの容姿を聞いた。
ソフィアが答えるとライアンは、あやつ、とつぶやきにこやかな顔でうなずいていた。

 ついに八人の導かれし者たちが揃った。
心なしか自然と口ずさむ音楽も変わったように思える。
この仲間たちとなら、どんな邪悪なものも倒せるだろう。
ソフィアは剣の師匠の言葉を思い出し、涙を浮かべた。

 クリフトがふとアリーナを見ると、何か真剣な顔つきである。
どうしたのかアリーナに話しかけてみると、ライアンの力強さに驚き、ライバルと認識してしまったようである。
また姫様の悪い癖が、とクリフトは首を横に振り、天に祈りを捧げるのであった。
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2018/11/05(月) 10:02:46.77ID:iafJ5Jw0
第八章「仇敵」

 サントハイムへと向かう船の上で、ソフィアはライアンからいきさつを聞いていた。
彼の故郷バトランドでの誘拐事件以来、故郷を出て勇者を探し歩いたこと、その間にあった様々なこと。
こんなにも私を探し続けてくれた人がいたなんてと、ソフィアはそっと涙を拭った。

 一行はついにバルザックがいるサントハイム城に到着した。
だがここで一悶着起きた。
自分たちの城が心配なサントハイム組と、目と鼻の先に敵がいる姉妹が互いにパーティー入りを譲らないのである。
ソフィアは悩んだが、結局姉妹の敵討ちを優先し、サントハイム代表としてアリーナに来てもらうことにした。

 おそるおそる城内へ入る四人。
しかし別段変化はないようである。
アリーナがほっとした瞬間、魔物が襲ってきた。
サントハイム城は既に魔物の巣と化していたのだ。
次々と襲ってくる魔物たちを退けながら、一行は二階に上がった。

 二階の玉座には巨大な魔物が座っていた。
どうやらあれがバルザックらしいが、マーニャとミネアは戸惑っている。
以前のバルザックとは姿が違うのである。
様子をうかがっていると、バルザックが話をし始めた。
進化の秘法で己の体を改造したとのこと。
父エドガンの遺志を継ぎ、進化の秘法はなんとしても葬り去らねばならない。
マーニャとミネアはバルザックに飛びかかって行った。

 だがバルザックは難敵であった。
二回攻撃の上、凍える吹雪とヒャダルコをあやつるのである。
回復のタイミングが遅れ、マーニャが死んでしまった。
バルザックの相手をアリーナに任せ、ミネアと
二人で回復しながらマーニャにザオラルをかけるが、一向に効かない。
成功率は二分の一と言われているが、何度やっても効かないのである。
お願い生き返ってと涙を浮かべながら、ソフィアはひたすら呪文を唱え続けた。

 やっとマーニャが生き返った。
しかしソフィアのMPはほとんど残っていなかった。
こうなればひたすら攻撃するのみである。
運よくアリーナとソフィアの会心の一撃が
重なり、バルザックがよろめいた。
マーニャ、ミネア、とどめを! とソフィアが叫ぶ。
ミネアが切り刻み、マーニャが焼きつくす。
さしものバルザックも崩れ落ちた。
とうとうバルザックを倒したのである。

 マーニャとミネアは泣きながら抱き合っている。
ソフィアとアリーナも思わずもらい泣きしてしまった。

 しかしそんな中ミニデーモン三体が現れた。
結果を見届けた三体は、つぶやいた後去って行った。
どうやらバルザックは実験体で、進化の秘法の完成には黄金の腕輪が必要らしい。
だが黄金の腕輪がどこにあるかも不明である。
進化の秘法の完成を阻止するにはどうすればよいのか、ソフィアはわからなくなってしまった。

 そのときアリーナが突然声を上げた。
彼女はいなくなった父王の姿を求めて城中を探し回る。
しかし王はおろか城の人間は誰も見つけ出すことができなかった。
ソフィアはひとまず隣街サランへ行こうと思い、悲しみにくれるアリーナを、馬車のところへ連れていくのであった。
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2018/11/05(月) 17:06:52.08ID:OHpUtLxO
大きい事は良い亊だ
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2018/11/05(月) 21:53:19.40ID:+5/yeGMl
第4話 麻薬パデキア

〜船〜

ソロ「いいのかトルネコ?船まで使わせてくれるなんて」

トルネコ「構いませんよ。旅の目的は同じみたいですからね」

ホフマン「あっ、陸が見えてきましたよ」


〜ミントス〜

ホフマン「突然ですが、僕はここでヒルタンさんに弟子に入ることにしました!」

ソロ「トルネコの弟子にはならないのか?」

ホフマン「僕は一緒にいても足手まといですから…」

マーニャ「確かにそうね」

ホフマン「ではみなさんお元気で!」

ソロ「さよならホフマン」


〜宿屋〜

クリフト「う〜ん、う〜ん、苦しい」

ブライ「まったく、根性が足らんから病気になるのじゃ…ぶつぶつ」

ソロ「お連れの方、大丈夫ですか?」

ブライ「それが重い病気にかかってしまったのじゃ」

マーニャ「病人がなんで宿屋にいるのよ」

ブライ「姫がどんな病気でも治るというパデキアの根を探しにいったのじゃが、心配でのう」

ソロ「だったら僕たちが探してあげますよ」

ブライ「やれありがたい、ではわしも共に参りましょう」

ブライが仲間に加わった!

〜ソレッタ〜

ブライ「ずいぶん貧しい国じゃのう。それに比べて我がサントハイムは…」

ソロ「さあ、早くアリーナ姫を探そうか」

ミネア「あっ、あの畑にいるのは王様では?」

マーニャ「えっ?いつもあのかっこで畑仕事してるのかしら」


ソレッタ王「おお、旅の者か。残念じゃがパデキアは絶滅してしまってのう。南の洞窟にタネがあるが取りに行けなくて困っているのじゃ」

ソロ「なら僕たちが取りに行きますよ」
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2018/11/05(月) 21:56:53.30ID:+5/yeGMl
〜パデキアの洞窟〜

マーニャ「ううっ、ここは寒いわねえ」

ミネア「そんなかっこするから寒いのよ」

マーニャ「ううん、ブライのヒャダルコのせいよ。とにかく私は馬車にいるからね」

ソロ「うわあ、結構氷で滑るな。気をつけないと」


ソロ「トルネコがくれた透視の指輪のおかげで敵に会わずに奥までこれたな」

ミネア「さすがトルネコさん」

ブライ「問題はあれをどうやってとるかじゃな、すべる床で囲まれておるからのう」

トルネコ「うーん、そうだ!」

トルネコはひきよせの巻物を読んだ!

ソロ「あっ、アイテムがこっちにきた!」

パデキアの種を手に入れた

ブライ「トルネコさんは大した方ですな。それではソレッタへ戻りましょう」

ブライはリレミトを唱えた
ブライはルーラを唱えた


〜ソレッタ〜

ソレッタ王「おお、パデキアの種を取ってきたか。早速畑に撒こうぞ」

ミネア「すごいわ、もう生えてきた」

マーニャ「いやおかしいわよ」
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2018/11/05(月) 21:57:37.51ID:+5/yeGMl
〜ミントス〜

アリーナ「クリフト、薬よ」

クリフト「はっ、な、治りました!」

ブライ「もう治るとは流石パデキア!」

マーニャ「いやほんとにおかしいわよ」


クリフト「とにかくありがとうございます。あなたたちのお陰でまた旅が続けられます」

アリーナ「ところでソロたちはなんで旅をしてるの?」

ソロ「デスピサロという悪いやつを追ってるんだ」

マーニャ「トルネコは違うわよ」

アリーナ「えっ!私たちもデスピサロを探してるのよ!」

ソロ「だったらちょうどいい、僕たちの旅に加わらないか?」

アリーナ「もちろんよ!」

アリーナとクリフトが仲間に加わった!
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2018/11/05(月) 21:59:00.19ID:+5/yeGMl
第5話 ライアン・ロゼ


西の大陸に勇者を探して旅をする戦士がいると聞き、俺たちはキングレオの城へ向かった

〜キングレオ城〜

ミネア「ここに父の仇バルザックとキングレオがいるはずです」

マーニャ「今日だけは私も戦うわ」

ソロ「普段から戦ってほしいけどな…」


ホイミン「僕はホイミンという旅の者です。どうか城に連れて行かれたライアンさんをお助けください!」

マーニャ(ライアン→ライオン→キングレオ…)

マーニャ「!?」


ソロ「しかしどの扉もカギがかかってて入れないな」

ミネア「オーリンさんがいれば…」

トルネコはつるはしを装備した

ザクッ ザクッ

ソロ「おお、壁を掘るとはやるな」
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2018/11/05(月) 21:59:41.69ID:+5/yeGMl
〜城内〜

ソロ「あっ、ピンクの鎧を着た人がいる!」

ライアン「うおおっ!そのお姿は!お告げ所で聞いた通りのいでたち!あなたが勇者様ですな!それにトルネコ殿も!」

ソロ「知り合いだったのか?」

トルネコ「ええ、昔モンスターバトルロードで共に戦ったのですよ。ライアンさんには一度も勝ったことがありませんがね」

ライアン「勇者様!この先には世界を闇に沈めんとする悪しき魔物がおります!まずはあの魔物を倒さなくては!」

ソロ「よし、みんな行くぞ!」


キングレオ「ふっふっふ、誰かと思えばエドガンの娘たちか。残念だったな、バルザックはもうここにはおらぬ。この私が相手をしよう」

キングレオはライオンの姿になった!

ソロ「…人間が進化するとライオンになるのか…」

マーニャ「よく見たら裸だわ…裸の王様ってことね」

キングレオ「ええい!ごちゃごちゃとうるさいぞ!まとめて殺してくれるわ!」


トルネコ「今だっ!」

トルネコは変化の杖を振った!
キングレオはももんじゃに姿を変えた!

マーニャはメラを唱えた!
ももんじゃを倒した!


マーニャ「やったわ…私たち勝ったのよ…」

ミネア「姉さん…」


ライアン「・・・・・」

ライアン「…見事でしたぞ勇者様。私もあなたたちと共に戦いましょう」

ライアンが仲間に加わった!


そして俺たちは新たな仲間ライアンと共にバルザックがいるというサントハイムに向かうことになったのだが…


次回 第6話「デブvsデブ」
0564名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/05(月) 22:13:12.75ID:+5/yeGMl
>>563
負けねぇぜっ!
0565名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/05(月) 22:31:44.40ID:iafJ5Jw0
第九章「サントハイム王の予言」

 サランに着いたソフィアは、サントハイムの三人と街に入って行った。
四人は、姿を消してしまったサントハイム城の人たちの手掛かりを探した。
宿屋の二階に戦士がいたので話しかけてみると、彼は以前サントハイム付きの戦士であったと言う。

 彼の話によると、サントハイム王はある日地獄の帝王についての夢のお告げを城の者たちに伝えようとしたとのことである。
しかしその戦士は当日出かけてしまったため、王様の話の内容まではわからないと話していた。

 地獄の帝王……私が倒すべきもの……
ソフィアが考えながら歩いていると、学者風の男がいたので尋ねてみる。
その男が言うには、その昔歴代のサントハイム王が未来を知ることができたという。
そのため今の王様が夢でお告げを知ることができても不思議ではないと。
お父様にそんな能力が……とアリーナがつぶやいた。
ブライやクリフトも初耳だったらしい。

 さらに人をあたっていくと、昔、王様が小さな頃のしつけ係だったという老人に会った。
話を聞くと、王様がまだ子供だったある日、しきりに立札を立てるようせがまれたという。
ボクの娘が困っているから立てておくれよ、と。
それを聞いたアリーナは駆けだして行った。
アリーナ! 待って!
ソフィアが叫んだがアリーナは止まらない。
当てがあるわけではなく、やみくもに何かを探しているようである。

 三人が追いついたとき、アリーナの前には立札があった。
立札にはこう書いてあった。
「お空のずっと上には天空のお城があって、竜の神様が住んでるんだって。
竜の神様はとても強くて、大昔地獄の帝王を闇に封じ込めたくらいなんだ。
天空のお城のことは、北の海のスタンシアラの人々が詳しいと思うよ」

 四人はこの予言が、サントハイムの人々の失踪と関係することなのかわからなかった。
しかし地獄の帝王の名前が出ている以上、無視するわけにもいかない。
四人は馬車に戻りみんなと相談し、天空城と竜の神様を調べるため、スタンシアラに向かうことにした。

 スタンシアラに向かう船で、ソフィアは甲板に出てぼんやりと考えていた。
私の本当のお母さんは天女なのかもしれない。
だとしたら竜の神様と一緒に天空城に住んでいるのだろうか。
ソフィアが考えをめぐらしていると、クリフトがやってきた。
どうやらソフィアが落ち込んでいると思い、元気付けに来たようである。
クリフトは神の教えを基に、いろいろな話をしてくれた。
さすがは神官である。

 クリフトの顔を見ながら、お兄さんってこんな感じなのかなと思うソフィア。
でもクリフトさんが好きなのはアリーナね、だってバレバレだもんと口を押さえクスクス笑ってしまった。
ソフィアが突然笑い出したので、クリフトは怪訝な顔をしている。
クリフトさん、寒くなっちゃった、中へ入りましょと、クリフトを引っ張っていく。
クリフトはまだ首をひねっていた。
0568名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/06(火) 00:26:05.21ID:WgVEeBQi
パーティ編成にいちいち言及してる辺り、最終的なスタメンを自分の一押しメンバーにしたくて仕方ないんだろうな
それを書きたいがためだけにノベルの皮を被った連投まで繰り返してご苦労なこった
0570名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/06(火) 03:04:18.22ID:9O6QRYAl
第十章「天空装備の謎」

 スタンシアラの複雑な地形に迷いながらも、ソフィアたちは無事城下町に着いた。
しかしこの国は、街や城の中まで海水が入り込んでいるのである。
このため街の中での移動手段は船であった。
中には船で商売をするものもいる。

 宿屋に入ると戦士の格好をした男がいた。
話を聞いてみると、この男は天空の兜を探しており、それはどうやらこのスタンシアラ王が持っているらしいとのことであった。
ソフィアは、天空の兜ってどんなものだろう、なにか重要なものなのかしら、と考えながら歩いていく。
さらに城の学者から天空の城について詳しいとの情報を得る。
一行は補給などを済ませ、城の中に入って行った。

 途中、城の入り口にいた老人に王のおふれについて教えてもらった。
なんでもスタンシアラ王を大笑いさせることができた者は、どのような褒美も手にすることができるとのこと。
それを聞いたマーニャが妙に張り切っている。
ミネアはそのマーニャの邪な期待を叩き壊した。

 一行はさらに中へ進んでいった。
人々の話を聞きながら、学者を探していく。
なんとか探し出し話を聞くと、天空の鎧、盾、兜、そして剣を揃えた者は、天空の城に行けるというのである。
やっと竜の神様に会うための方法が具体化してきた。
これはなんとしても王を笑わせて、天空の兜を手に入れなければと、ソフィアは思った。

 一行は馬車に戻って対策を練り始めた。
誰のギャグが面白いかという話になるが、なかなか決まらない。
とりあえず、親父ギャグとみんなに言われながらもトルネコがパーティーに入ることになった。
次にソフィアも勇者ということでパーティー入りした。
あとはもう消去法である。

 最初に消えたのはミネアだった。
彼女はショックのあまり、馬車の隅で膝を抱えて落ち込んでしまった。
そのあとは、ライアン、ブライ、アリーナが消え残ったのはクリフトとマーニャである。
この四人でスタンシアラ王に挑むことが決まった。
居残り組が文句たらたらであったが、ソフィアは気にしないことにした。

 いよいよ王がいるフロアへの階段を上る。
ソフィアはドキドキしてきた。
さっき考えたギャグが、王様の前でちゃんと言えるだろうか。
胸に手を当て深呼吸する。
そうしている間に、ソフィアたちの番になった。
四人は一生懸命スタンシアラ王を笑わせようとしたが、誰も笑わせることはできなかった。
出直してまいれと言われ、四人はすごすごと退散した。

 馬車の中は再び喧々諤々となった。
前回参加できなかった人々が、次は自分がと言い出したのである。
しかしトルネコは反対した。
本当に笑わせたいのであれば、プロのお笑い芸人を呼んでくるべきだと。
お笑い芸人と聞き、みんながある人物の名前を思い出し声を上げた―― パノン!
一行はさっそくルーラでモンバーバラまで戻った。

 夜はステージがあるので、一行はステージがない昼間の楽屋を訪れた。
ちょうどパノンがいる。
ソフィアはスタンシアラでのことを説明し、パノンについてきてくれるようお願いした。
パノンはあっさり引き受けてくれた。
善は急げと、一行は再度ルーラでスタンシアラまで飛んだ。
0571名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/06(火) 03:05:44.11ID:9O6QRYAl
 パノンを連れて再びスタンシアラ王の部屋まで来た。
一体パノンはどんなギャグで王様を笑わせてくれるのだろうか。
いや、もしパノンでも王様を笑わせることができなかったら……
そんなことを考えているうちにパノンの番になった。
さてどんな言葉がパノンから聞けるのか、みんなが注目した。

 しかしパノンはギャグではなく、ソフィアたちに天空の兜を与えることをお願いした。
そして王様がおふれをだしたのは、国中の人々が心から笑える世の中にするためだと指摘し、この者たちなら世界を救い、みんなが笑える日を取り戻すことができると力説した。
王はパノンが自分の本心に気づいたことに感心し、自分の真の願いとともに天空の兜をソフィアたちに託した。

 かくしてソフィアは天空の兜を手に入れた。
パノンさんすごーい。
ソフィアは感心した。
パノンはウインクしてみせたあと口を開いた。
本当に一刻も早く世界を平和にしてくださいね、そう言い残し、パノンは去って行った。

 ふとライアンを見ると天空の兜を触っている。
なんとか装備しようとしているができないようである。
次にトルネコが受け取り、鑑定を始める。
どうやらこれを装備できるのはソフィアだけらしい。
ソフィアは天空の兜を装備してみた。
兜の大きさが変化し、ソフィアの頭にちょうどよい大きさになった。
ソフィアは感激した。
これが天空装備……

 馬車に戻る途中、詩人から天空の盾がバトランドにあるかもしれないという情報を聞く。
バトランドといえばライアンさんの故郷ね、というとアリーナの目が輝きだした。
あの顔はきっと、バトランドの人はみんなライアンさんみたいに強い人だと思ってる顔だわ、とソフィアはあきれた。
ともあれ一行は。次の目的地バトランドへ向かって行った
0574名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/06(火) 12:24:21.60ID:fZczzTUQ
レフィア?
0578ゴウキ
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2018/11/06(火) 15:42:26.15ID:zYdckjpc
YouTubeにトルネコでデスピサロ撃破あります
0580名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/06(火) 17:44:22.62ID:P7JBCds3
TASとは別でトルネコ一人旅とかあったよな
0583名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/06(火) 20:10:50.81ID:/8I5S9Ms
FCのときはぐれヘルム欲しさに結構トルネコつかってたけど
謎の商人軍団でかいしんのいちげきなんて見た記憶がないな。
0585名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/06(火) 21:24:41.42ID:P7JBCds3
第6話 デブvsデブ


〜サントハイム城〜

クリフト「ここが私たちの故郷サントハイムです」

ソロ「立派な城だが…魔物の気配があちこちからするな…」

アリーナ「・・・・・」

ミネア「そしてこの先には…父の仇バルザックがいるはずです…」


バルザック「ふはははは、そこにいるのはエドガンの娘たちか!」

ミネア「バ、バルザック!」

バルザック「どうやらその様子ではキングレオを倒したようだな、だが私を倒すことはできまい!見よ!この素晴らしき肉体を!」

バルザックは魔物の姿になった!

マーニャ「こんぼうはどこから出てきたのよ」

バルザック「もはやデスピサロのやつも私には及ばないだろう…さあかかって来い、人間どもめ…」

トルネコはつるはしを装備した
トルネコの攻撃!
バルザックを倒した!

ソロ「へ…?」

ミネア「いっ、一撃で…」

マーニャ「あのバルザックを…」

トルネコ「今の敵は物質系でしたからね。物質系の敵はつるはしで一撃で倒せるんですよ」

ソロ「そ…そうか…」
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2018/11/06(火) 21:25:49.27ID:P7JBCds3
第7話 M-1グランプリ決定戦1990


〜スタンシアラ〜

ソロ「ここに天空の兜があるという噂だな…」

クリフト「ソロさん、このおふれを見てください!」

ソロ「どれどれ…?王を笑わせた者に天空の兜を授ける!?」

ブライ「しかし王を笑わせるとなると…おお、そうじゃ!トルネコ殿ならばできるかも知れぬ」

ソロ「そういえばトルネコはギャグが得意だったな、できるか?」

トルネコ「うむ、やってみましょう」


王「そなたがトルネコか、さあわしを笑わせてみせよ」

トルネコ「・・・・・」

王「どうした?早くせぬか?」

トルネコ「お言葉ですが王さま、残念ながら 私には王さまを笑わせることなどできません」

王「……?」

トルネコ「ですがこの者たちならきっと王さまを笑わせることができるはず!どうかこの者たちに天空のかぶとをお与えください!この者たちなら世界を救い、人々が心から笑える日を取り戻してくれることでしょう」

王「トルネコとやら、よくぞわしの心を見抜いた!この兜はそなたたちにやろうではないか!」

天空の兜を手に入れた!


ソロ「やれやれ、うまくいってよかった」

トルネコ「私は商人ですからね、ああいったことは得意なんですよ」

マーニャ「どっちかというと詐欺師ね」
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2018/11/06(火) 21:27:33.53ID:P7JBCds3
第8話 それでも僕はやってない


ソロ「よし、もうすぐガーデンブルグに着くぞ」

ライアン「ええ、昔我がバトランドの国王は天空の盾をガーデンブルグの女王に譲り渡したのです」

クリフト(女だけの国かあ…)


ソロ「な、なんだこの巨大な岩山は!」

クリフト「こ、これでは通れない…!」

ブライ「サントハイムに戻ればマグマの杖があるのじゃがのう…」


トルネコ「ここは私にまかせてください」

トルネコはつるはしを装備した

ザクッ ザクッ


ソロ「おおっ、道が通じた!やっぱりつるはしは便利だな」
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2018/11/06(火) 21:28:16.58ID:P7JBCds3
〜ガーデンブルグ〜

ライアン「さて、ようやく着きましたな」

ソロ「さっそく天空の盾を探そう」


バコタ「このタンスの中を調べてみなさい、面白いものが入ってますよ」

ソロ「どれどれ…?なんだ何もないや」

クリフト「おや?さっきの方が逃げていきますよ」

トルネコ「…まさか!」

トルネコは閉じ込めの壺を投げた!
バコタは壺に閉じ込められた!

クリフト「トルネコさん何を!?」

トルネコ「今のは有名な盗賊バコタです。捕まえられてよかった」


女王「そなたたちが盗賊を捕まえたのですね。この国を代表して礼を言いましょう。本当にありがとうございました」

ソロ「いえいえ、大したことないですよ」

女王「それにしても盗賊バコタ…ブロンズの十字架だけでは飽き足らずかしこさの種やすばやさの種、炎の爪、ちいさなメダル、皮のドレスまで盗んでゆくとはなんと不届きな…」

ライアン「・・・・・」

クリフト「…それは仕方ありません、一度とじこめの壺に入った者は二度と出すことはできませんから…」

女王「そうですか…ところで褒美として何か欲しい物はありますか?」

トルネコ「…どうかこの者たちに天空の盾をお与えください、この者たちなら世界を救い、人々が心から笑える日を取り戻してくれることでしょう」

女王「まあ、それなら仕方ありませんね。天空の盾を差し上げましょう」

天空の盾を手に入れた!
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2018/11/06(火) 21:29:33.45ID:P7JBCds3
第9話 メダルキング

〜メダル王の城〜

ソロ「この城はいったい…?」

ミネア「ここは恐らくメダル王の城。ちいさなメダルを持っていくとアイテムと交換してくれると聞きます」

ソロ「なるほど…だめだ、ガーデンブルグで手に入れた1枚しかないや」

トルネコ「ちょっと私にそれを貸してください」

ソロ「いいけど何にするんだ?」

トルネコはちいさなメダルと吸い出しの巻物を分裂の壺に入れた!
トルネコは吸い出しの巻物を読んだ!
分裂の壺の中身を取り出した!

ソロ「えっ!?」

ミネア「に、2枚に増えた!」

トルネコ「これを繰り返せばいくらでも集まります」

クリフト「す、凄い…」

マーニャ「犯罪よ」


〜1時間後〜

メダル王「よくぞ来た、ちいさなメダルとアイテムを交換してやろう」

ソロ「2150枚あります、はぐれメタルヘルム107個いただきましょうか」

メダル王「・・・・・」

メダル王「…さらばじゃ!」シュボーーーー


こうしてメダル王はどこかへ行ってしまった
俺たちはアイテムを諦めて再び旅を続けることになったのだが…


次回 第10話「目からルビーが出る奇病」
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2018/11/06(火) 21:47:30.20ID:1y4mfRb4
病か
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2018/11/06(火) 22:45:08.93ID:A+GVYBon
第十一章「ライアン故郷へ帰る」

 一行はバトランドに到着した。
ライアンにとっては久しぶりの故郷である。
中に入るとライアンは感慨にふけっているようであった。
そして街を歩くとと、兵士たちがライアンに声をかけてくる。
だがパーティーに一人、がっかりしている人物がいる。
アリ−ナだ。
強物ばかりがいる国だと思いこんで来たのだが、街の様子がまったく普通であるため、当てが外れたのである。
クリフトが必死になだめているが、機嫌が直るには時間がかかりそうだ。

 ふと見ると、こちらに駆けて来る人影がある。
以前ライアンが助けたことがある、アレクスとフレアの夫婦であった。
どうやらライアンの姿を見かけてあいさつに来たらしい。

 二人と別れた後、また街の人々の話を聞いてみる。
ある戦士からは、最近イムルの宿に泊まると不思議な夢を見るという話を聞いた。
後で行ってみようとみんなでうなずきあった。

 一通り街を歩いた一行は、バトランド王に会いに行くことにした。
ライアンは王に会うと、ソフィアたちを紹介し今までの出来事の報告をした。
王は勇者に出会うことができたライアンを褒め称え、ソフィアに地獄の帝王の討伐を頼んだ。
そしてライアンは王に、天空の盾のことを聞いてみた。
王の話では、現王の祖父王がガーデンブルグの女王に贈ってしまったらしい。
一行は顔を見合わせ、イムルの後はガーデンブルグに向かうことにした。

 王の下を離れ一階に降りると、ライアンの所に女性がやってきた。
これは私たちお邪魔よね、と三人は離れたところから二人を覗いた。
見ると二人でなにやら楽しそうに話をしている。
ソフィアとアリーナは顔を見合わせにっこりと微笑んだ
やがて女性と別れたライアンは、ソフィアたちの方にやってきた。
ライアンさんも隅におけませんねとからかうと、ライアンはよくわからない言い訳を一生懸命している。
ソフィアはかわいそうになって、それ以上追及するのはやめることにした。

 他の人にも話を聞いていくと、闇の市場で売りに出ていた黄金の腕輪が何者かに盗まれたという情報を耳にした。
とうとう黄金の腕輪が魔物の手に渡ったのね、とソフィアは直感で悟った。
こうなっては魔物たちの進化の秘法が完成するよりも先に、竜の神様に会わなければならない。
ライアンに急ぎましょうと告げ、ソフィアたちは馬車へと戻って行った。
0593名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/06(火) 23:56:06.49ID:BmgsDRfa
だが歴代女勇者の中でもトップクラスにセクシーな女勇者ちゃんに免じて許してやる
0599名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/07(水) 12:24:37.13ID:bqpA4PAN
今でも通じるネタなんだな
0603名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/07(水) 17:26:43.98ID:716RLdNH
>>601
マーニャのふんどしに欲情した勇者が大根を出した
その時の掛け声が「ふんどし!」
もし成年誌なら大根じゃなく男根を出してる展開
0609名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/07(水) 20:49:45.82ID:87a0ZX8x
シュールが売りでな
0611名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/07(水) 22:36:33.81ID:fmW5l+94
第10話 目からルビーが出る奇病


〜ロザリーヒル〜

ソロ「な、なんだこの村は!動物や魔物ばっかりいるぞ!」

ミネア「ロザリーヒル…魔族が住んでいると言われる村です。本当にあるとは…」


馬「ひひーん!ピサロ様の進化の秘法のおかげで人間の言葉がしゃべれるようになったんだ!」

クリフト「馬がしゃべるとはすごいな…」


アリーナ「ソロー!ちょっとこっち来てみてよー」

ソロ「どうしたんだ?」

アリーナ「みてよここ、壁を叩いたら変な音がするのよ」カンカン

マーニャ「なんで壁を叩いてたのよ」

ソロ「本当だ、まるで中が空洞になってるみたいだな…」

トルネコ「では壁を壊してみましょう」

トルネコはつるはしを装備した


アリーナ「そんなもの使う必要はないわ!」

トルネコ「え?」

アリーナ「てえい!!!!!!」

ドガガガーン!!!!

トルネコ「おおっ、アリーナさんもなかなかやりますね」

マーニャ「もうなんなのこいつら…」

ソロ「壁の向こうにも通路がある!行ってみよう!」
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2018/11/07(水) 22:37:17.74ID:fmW5l+94
マーニャ「随分階段を上ったわね…いい加減疲れたわ」

ソロ「ここが最上階みたいだな」

アリーナ「待って!トビラの前に魔物がいるわ!」

トルネコはバシルーラの杖を振った!
ピサロナイトはワープした!

トルネコ「これでよし」

ソロ「しかしこのトビラはどうやって開けるんだ?カギがないぞ」

アリーナ「私の力でも難しいわ」

マーニャ「最上階だからつるはしも使えないわ」

トルネコ「むむむ…」

トルネコはスペルブックにアバカムの呪文を書き込んだ
トルネコはアバカムを唱えた!
トビラが開いた!

ソロ「お…おお」


アリーナ「ま、待って!誰かいるわ!人間じゃないみたい!」

ロザリー「まあ…あなたたちは人間ね!私はエルフのロザリー、あなたたちに頼みがあります…」

ソロ「頼み…?」

ロザリー「人間がピサロという者の手によって滅ぼされようとしています…」

アリーナ「ピサロって確か…!」

ロザリー「お願いです、ピサロ様を止めてください…!うっうっ…」

ロザリーの瞳からルビーの涙がこぼれ落ちた!
しかしルビーの涙は砕け散ってしまった…

マーニャ(手袋をすればあれ取れるんじゃ…?)

ソロ「わかりました、絶対にピサロの野望を止めてみせます!」
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2018/11/07(水) 22:38:57.78ID:fmW5l+94
第11話 池の水全部抜く

〜リバーサイド〜

ソロ「川の中に町があるとは驚いたな」

トルネコ「船を少し大きくしすぎましたな、かなり邪魔になってます」

マーニャ「トルネコと同じね」


〜魔人像前〜

ソロ「うーん、なんて広い湖だ。どうやって渡ろう」

トルネコは水がれの巻物を読んだ!
水が干上がった!

クリフト「み、水が全部なくなった!」

ブライ「な、なんと!」

マーニャ「ちょっと、生態系とかって…まあいいわ」

トルネコ「さあ、みなさん。先に進みましょう」


〜デスパレス〜

ソロ「ここが魔物の拠点か…」

ミネア「強い魔物の気配がします…気をつけましょう」

ライアン「しかしどうやって入るべきか…迂闊に入って敵に見つかるわけにも行くまい…」

ソロ「そうだトルネコ、お前の持ってる変化の杖を使えばいいんじゃないか?」

トルネコ「いえ、もっといい方法があります」

トルネコはレムオルの杖を振った
ソロたちは透明になった

ソロ「み、見えなくなった!これでモンスターに気づかれないぞ!」
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2018/11/07(水) 22:39:51.04ID:fmW5l+94
魔物A「おい急げ!緊急会議だとよ!

魔物B「何っ!遅れたらまずい!早くしないと!」


ソロ「会議…?何かあったのか…?」ヒソヒソ

ライアン「着いて行ってみましょう…」ヒソヒソ


ソロ(会議が始まった…)

魔物「ピサロ様、一体何があったんです?」

ピサロ「たった今アッテムトで大変な事が起こった!人間が地獄の帝王エスタークを掘り当ててしまったのだ!」

ソロ(・・・・・!)

魔物「な、何っ!」

ピサロ「皆の者!アッテムトへ向かい、エスターク様をお迎えするのだ!」

魔物たち「わ、わかりました!」


ソロ「大変なことになったな…!」

アリーナ「お父様が夢で見たことと一緒だわ…」

ライアン「ソロ殿!我々もいち早くアッテムトへ向かい、エスタークの復活を阻止しなくては!」
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2018/11/07(水) 22:41:56.93ID:fmW5l+94
第12話 全身、青い

〜アッテムト〜

ソロ「ようやく着いた、幸いピサロはまだ来てないな」

マーニャ「私たちより先に出たはずなのに変ね」

ブライ「アッテムト…噂には聞いていたがこんなにも荒れ果てておったとは…」

ミネア「前来た時よりも邪悪な気配が強まっているわ…」

ソロ「とにかく行くしかない!」


ソロ「割と難なくここまでこれたな」

クリフト「これもトルネコさんがザキの杖や聖域の巻物をみんなに配ってくれたおかげです」

トルネコ「いやあ、大したことではありませんよ」


ソロ「ん?なんだこいつは?」

魂「私はエスターク様に永遠の魂を与えられた者…この宝は渡さぬぞ…」

トルネコは場所替えの杖を振った!
モンスターと位置が入れ替わった!
トルネコはガスの壺を手に入れた!

ソロ「なんだこれ?まあいいや、先に進もう」
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2018/11/07(水) 22:43:29.30ID:fmW5l+94
魔物「なんだお前ら!今エスターク様が目を覚まそうとしておられるのだ!邪魔をするな!」

トルネコはバシルーラの杖を振った!
魔物はワープした!

ソロ「…ということはこのでかいモンスターがエスタークか…」


エスターク「グゴゴゴゴ…何者だ…我が眠りを妨げる者は…」

クリフト「ま、まずい!起きた!」

ソロ「みんな行くぞ!」


トルネコはモノカの杖を振った!
エスタークはこんぼうになった!

ソロ「な、何っ…!

クリフト「エスタークが…!」

ミネア「アイテムに…!」

マーニャ「何なのよこれ…」


ピサロ「な、なんということだ!エスターク様が倒されてしまうとは…!しかし予言ではエスタークを倒せるのは勇者のみ…まさかお前たちは…!」

魔物「た、大変ですピサロ様!ロザリー様が人間にさらわれて…」

ピサロ「何っ!ひきあげじゃあ!」


こうしてエスタークを倒した俺たちはピサロを止めるべく天空のつるぎを探して旅を続けることになったのだが…


次回 第13話「ロトのつるぎ」
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2018/11/07(水) 23:52:50.79ID:xSRgLkAr
第十二章「不思議な夢」

 一行はバトランドから洞窟を抜け、イムルにやってきた。
やはり街中おかしな夢の話で持ちきりであった。
どうやら、以前ライアンが助けたププルという子供がいる宿に泊まると、そのおかしな夢を見るようである。
宿に泊まるのは後にして、一行はまず街の人々の話を聞くことにした。
街にライアンの知り合いの戦士がいたので話し掛けてみる。
件の宿屋に泊まると、誰もが同じ夢を見るとのこと。
不思議なことが起きるものである。

 少し歩くと子供たちの学校があった。
とかく子供は落ち着きがないものである。
走り回って教師に追いかけられる子や、すぐ後ろを振り向く子など、もう一時もじっとしていない。
学校を覗いたライアンは、以前と変わらぬ子供たちを見て微笑んだ。

 そのうち学校が終わったらしく、子供たちが一斉に出てきた。
その中にププルがいた。
ププルはライアンを覚えていたらしく、助けてくれたお礼を言い、さらに自分の家の宿屋で見られる変な夢の話をして帰って行った。
ライアンさんていろんな人を助けているんですねとソフィアが話し掛けると、大したことはしていませんよと謙遜した。
教室には教師がまだ残っている。
校長らしき人物が、子供さらい事件が解決したと思ったら今度は変な夢かと頭を抱えていた。

 さていよいよ一行は夢の内容を確かめるため宿屋に入っていった。
ベッドにもぐりこみながら、ソフィアはもし眠れなかったらどうしようと思ったが、それは余計な心配であった。
いつしかソフィアは眠りについていた。

 夢の中で、エルフの若い女性が塔の窓から顔を出している。
そこへ魔族のような男がやってきた。
男はおもむろに笛を吹くと、隠し階段が現れ塔の中に入って行った。
部屋の中で先ほどの男とエルフの女性が話をしている。
男の名前はピサロで、女性の名前はロザリーというらしい。
ピサロは人間を滅ぼす決心をしたことをロザリーに伝え去って行った。
ロザリーはピサロを止めようとするが、ピサロには伝わらない。
ロザリーはその想いを誰かに伝えようと祈りを捧げている。
誰かピサロ様を止めて、と。
夢の内容はそのようなものであった。

 翌朝馬車に戻り、夢の内容について一同で話をした。
話の内容からいって、ピサロはデスピサロであろう。
なぜピサロは人間を滅ぼそうとするのか。
ロザリーとは何者なのか、またピサロとはどういう関係なのか。
そもそもこれは信頼できる事なのか。

 とりあえずデスピサロ打倒はパーティーの目的でもあるため、次の目的地に向かいながら夢の場所を探すことにした。
次の目的地はガーデンブルグである。
一行は海岸の船へ戻って行った。

 イムルを去る途中ソフィアは何回も後ろを振り返る。
ソフィアには、ロザリーがシンシアに重なって見えた。
なぜかソフィアは、ロザリーに会わなければ後悔するような予感がした。
0630名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/08(木) 19:24:41.46ID:txaqsY4/
第13話 ロトのつるぎ
(予定を変更して今回はダイジェストでお送りします)


〜リバーサイド〜

学者「ちょ、ちょっとその壺を見せてください!」

ソロ「どうぞ」

学者「こ、これは…!」

ソロ「?」

学者「…明日またここに来てください、いいものを差し上げましょう」

ソロ「はあ…」


〜翌日〜

学者「これです、どうぞ!」

ソロ「わあ…!」

クリフト「これは凄い…!」

アリーナ「すてき…!」


みたいなことがあって俺たちは気球を手に入れた
そんで世界樹に行って天空人のルーシアを助けて天空のつるぎ手に入れてトルネコのロトのつるぎの方がすごいねってなって気球からトルネコ捨てるネタやって今ゴットサイドにいる
その後ゴットサイド人のセリフにいくつかツッコミを入れる(マーニャ)

で、天空の塔に挑むことになった


次回 第14話「メタルハンターB」
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2018/11/08(木) 20:15:37.14ID:RG9BFUhb
エックスくんの存在感ったらない
0633名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/08(木) 20:48:22.36ID:PtLRT20f
第十三章「うれしい出来事」

 アリーナの頼みで一行はガーデンブルグへ行く途中、テンペとフレノールに寄り道をすることにした。
アリーナたちが立ち寄ったその後の街の様子を見たかったのである。
ソフィアはサントハイム組とともにテンペの村に来ていた。
この村はかつてアリーナたちが、いけにえを要求する魔物を退治したところである。
村人たちはアリーナ一行を覚えていて、しきりに感謝の言葉を口にした。

 まず村長のところに行ってみる。
すると村長は、娘のニーナに赤ちゃんができたことをうれしそうに話してくれた。
ニーナは以前アリーナが来たとき、いけにえとして差し出されようとした娘である。
その後恋人と結婚し無事妊娠したのであろう。
早速ニーナの家へ行くと、幸せに暮らしているようであった。
しかしこの村でも地獄の帝王の噂が聞こえてきた。
ソフィアは一刻も早く真相を突き止めなくてはならないことを痛感し、村を後にした。

 次に一行はフレノールを訪れた。
アリーナたちは以前、この街に滞在していたアリーナの偽物メイが誘拐されたのを助けたことがある。
だがその際身代金として、この街の宝である黄金の腕輪を、誘拐犯に渡さなければならなかった。

 さて一行は街の中を見て回っていた。
途中、墓守の男が黄金の腕輪について詳しいという話を聞いたので行ってみる。
その男の話によると、黄金の腕輪はもともと魔術や錬金術に使われるもので、暗黒の力を増幅する作用があるとのこと。
ソフィアは、よくそんなものを街の宝にしてたわねと思った。

 今度は宿屋に入ってみる。
二階に上がると、大男がけがをしてベッドに寝ており、そばで踊り子の格好をした女性が看病をしていた。
おそるおそる話し掛けてみる。
すると、女性の方はキングレオ城に連れ去られ、進化の秘法に使われるところを逃げ出して来たとのこと。
そして兵士に追われているところを、この大男・オーリンが瀕死状態であったにもかかわらず助けてくれたそうである。

 次にオーリンに話し掛けると、自分は錬金術師のエドガンという人物の弟子だったという。
錬金術師のエドガン? と一行は顔を見合わせる。
すぐさまアリーナとクリフトが、マーニャとミネアを呼びに行き、二人はすぐにやってきた。
そしてオーリンの姿を見るやいなや泣き出した。
自分たちをかばい、死んだと思っていたオーリンが生きていたからである。
オーリンは二人と別れた後の経過を話し、改めて進化の秘法を闇に葬るよう頼んだ。

 二人に別れを告げ、一行は馬車へ帰って行く。
進化の秘法を葬り去るにはデスピサロを倒す以外ないのではと、ソフィアは感じていた。
0640名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/09(金) 10:20:08.60ID:1n3zlMy2
この歌は何番までだ
0641名前が無い@ただの名無しのようだ
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2018/11/09(金) 10:21:55.77ID:GMEHKbF+
 l::::::::::::::::::|_!::lヽ:::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::::i、::! ノ
  !:::::::::::::::::l-‐ェ!;ト ヽ:::::l ´!:::::::::::::::::::::::::::::l ` ヽ   幺ク 亡 月 |  ┼‐ .|] |]
  l:::::::::::::::::「(;;;)ヽ、__、::レ'´l:::::::::/l、:::::::::::::l   /   小巴 三l三. ヽ_ノ / こ o o
  !:::::::::/l:::l__,,,rタ"゙、;!)、__!::::/ノ 〉、::::::::l   \   ドラゴンクエストヒーローズのアリーナ役がよりによって生皮で、
   l::::/ lヽ!    _ _   l;/´  ! >、::l   /   しかもオーディションを行って実力でその役を勝ち取ったのではなく、
  ノノlヽ、_!    r――‐┐   /_ノ:::|  / 親バカの桂子とのコスプレ接待による裏取引によるものだったという事実に絶望した!!
    l::::::>、   レ,二二ェ!  /i:::::::::::l   ̄ ̄|_     /ヽ、  /\   /\    /
    l:::/ /::ヽ、 `ー-―-' ,ィ'::::!\:::::l    (ヽ、//\/   \/   \/   \/
    レ' ム-''´lヽ、  _,,./! ゙ヾ!__ヽ!    ヽ´ヽ、ヽ
            !   ̄     レ;'´  |  (,ゝ、 \ ヽ l、
        /| _,,.-/´  ;; .,,,-!  ヽ、 ヽ、 | | ! l
       / 斤'"〇 /´    ,;;:''" _,l_   ヽ ヽ/  l | l
      /; l、」_,,/     '' ゙;;/  ヽ、   〉  `ヽ  l/
      /!,r''´!/  /     ';,/"゙''':;,,,,;;'' \ /     ,!
    / l ,;;  |l  /`'';, ,,   /   ,;;''"゙''   l     /

         /""`、
        /    `、
     _,,-''''''''"""""''''''-,,,,
    /  生皮使用娘 \
   〈             :/
    \__,,,,-''''"""""''''-,,,_:/ 
      // (●) (●) ヽヽ
    r-i./ `⌒,(・・)⌒´ ヽ.l-、.
    | | |   ),r=‐、(   | | ノ <カネとエロ接待でアリーナ役とってきたおw
    `| |ヽ    ⌒     ノ| ||
.     | | | |\ `ー-‐'' /| || ||
       /       \
      /    . , . 、 丶
  ____/ /)      ノ 丶 丶__________
/壱(_ ノ(   □■ ⌒ヽ 丶 _)/万 /|
|≡≡|__|≡≡ヽ. ■□ハ  }≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡≡|≡`l  l≡ l  l≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡≡|≡ ノノ |≡` J≡≡|__|≡≡|彡|
|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|≡≡|__|≡≡|/

歌手()で役者()のくせに喉をやられる生皮さんと並んでご満悦の堀井氏
ttp://stat.ameba.jp/user_images/20140507/00/nakagawa-shoko/25/d9/j/o0800106712932727140.jpg

ttp://i.imgur.com/BSWleg8.jpg
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2018/11/09(金) 11:06:03.59ID:s7vPYl3L
第十四章「麗しのガーデンブルグ」

 ソフィアたちはガーデンブルグへ通じる道を探していた。
バトランドの大臣の言う通り、洞窟の跡らしきものは見えるものの、火山の噴火ですべて埋まっていた。
そのとき大臣はこうも言っていた。
マグマの杖があれば岩山を溶かせると。
杖はサントハイムで既に回収済みである。
ソフィアは洞窟の跡らしきところにマグマの杖を投げつけてみた。
なんと岩山が崩れ落ちていく。
かくしてガーデンブルグへの道は通じた。

 やっとガーデンブルグへ到着した。
ここは女性の園。
男性陣がみなパーティー入りを希望する。
公平を期すためくじ引きで決めることにしたらしい。
男性陣がくじを引いているのを、女性陣はあきれて見ていた。
くじに外れたのはクリフトである。
クリフトさん私が換わりましょうか、とソフィアが微笑みながら言うと、クリフトは青ざめて首を振った。

 城の中は確かに見渡す限り女性しかいない。
城を守る兵士もみな女性である。
まず一階の人々から話を聞いて見る。
ここでも地獄の帝王の噂が聞かれた。
さらに、地獄の帝王や勇者、そして竜の神様などの繋がりを研究している人もいた。
あるシスターは女王からもらったブロンズの十字架を大切な宝物だと話していた。

 次に二階に上がってみる。
玉座に女王がいるので、天空の盾のことを聞いてみようと話し掛けた。
するとこの国は他国との接触を絶っているとのことで、早々にこの国から立ち去るように言われてしまった。

 途方にくれた一行が一階に降りると、先ほどのシスターの部屋で詩人風の男が何かを探している。
不審に思った一行は、その男に話し掛けてみた。
すると男はタンスの中を調べてみるように言い残し、部屋から出て行ってしまった。
一行が追いかけようとすると、シスターが戻ってきて大声を出した。
どうやらソフィアたちがブロンズの十字架を盗んだと思ったらしい。
ソフィアが先ほどの男のことを説明しようとしたが、有無を言わさず女兵士たちに連れ去られ、牢屋へ入れられてしまった。
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