大好評公演期間中のすぎやまこういちチクルス!
「チクルス」とは特定の作曲家の作品を数回に分けて行われる演奏会のことであるが、
すべて逝く強者もいれば、好きな演目に絞って逝く人それぞれである!
4月に行われた第1回目となる「1・2公演」は
ドラクエの原点に触れる演奏会であったので、これはファンにとって必須演目であろう!
もちろん自分も足を運び、ドラクエ伝説の始まりに懐かしさと感動を覚えてきた!
そして、シリーズ最高傑作の音楽だと個人的に強く思う「4公演」が今日開催された!
4の素晴らしさはキャラクターの魅力に尽きる!
それまでは王子、王女、戦士、武道家、僧侶、魔法使いといった
身分や職業などで分けられていた個性であったが、
4になり、始めて各キャラクターの背景にある物語が強く浮き出るようになった!
それによりキャラクター、ストーリーへの感情移入度は最高潮に達し、一気に冒険世界へと引き込まれていくことになる!
そしてそれに呼応するかのように音楽も素晴らしいものが付けられ、
戦士ライアンの一人勇ましく征く様、おてんば姫アリーナの活発さ優雅さ、武器商人トルネコのユーモラスでおどけた様子、
踊り子マーニャの情熱さ、占い師ミネアの神秘さ、勇者の悲しくもたくましい悲壮感、仲間がすべて集結した時の勇壮なマーチなど、
キャラクターのテーマを軸に城や街、洞窟、船、戦闘曲に至るまでシリーズ最高レベルの音楽が誕生した!
さて、今日の演奏会を振り返ろう!
出だしのトランペットファンファーレをミスり、窮屈な感じでの幕開けとなってしまったが、
目立ったミスはそれくらいのもので、他は全体的に無難にまとまっていた!
トルネコの曲を引き合いに出し、音楽家目線で「コントラバスがあれだけ長いメロディーを奏でるのは珍しい」と言及し、
MEの「エンディング第三章」を披露してくれた!井田さん曰く、トルネコは「導かれし者たちを繋ぐキーマン」なのだそう!
確かに洞窟を開通させたり、船を提供したりでトルネコの貢献度は計り知れない!
その他にも演出も含めた「聖なる種火」やピサロの曲の前での「あやかしの笛」など
「楽しいトークも交えたME演奏」もお約束となってきたようだ!
オマケ的な要素ではあるもののファンにとってはこのオマケがとても嬉しい!
アンコールは5から「不死身の敵に挑む」と「序曲のマーチ」で、
アンコールの序曲はとても綺麗に響いていたのでコンサート開始のミスは帳消しであろう!
今後も長いスパンで続く「すぎやまこういちチクルス」であるが、
すべてに逝くつもりは無い!どうしても聴きたい公演のみ逝ければ良い!
原点「1・2」、最高傑作「4」と逝けて大満足なのである!
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