ある一家が海に行った時の話

長い渋滞でやはり駐車場はどこも満車
少しするとあそこまでの渋滞が嘘の様になくなり「あれ?こんな道あったかな?」と思いながらも楽しみにしている子供達にとっては好都合と思った
中々停められなかった駐車場もすんなり見つける事が出来た

そして家族は海に行くとやはり多くの人で賑わっていた
パラソルを立て子供が海に向かったその時父が
「帰ろう」と言い出し半ば強引に慌てて子供達はを連れ戻した
理由を聞いても青ざめたまま話さない

車に乗り込み母がまた尋ねた
「ねぇ、なんで急に帰ろうなんて言ったの?


「君は何もあそこで何も気付かなかったのかい?」

「??皆んな笑顔で楽しそうにしてたじゃない?」






「そうなんだよ。あそこにいた人達全員が私達を見て笑っていたんだよ」