まあ、もしアメリカインディアンが
自分たちは白人と同じ種類の人間ではないと考えていたとして、
白人によって土地を奪われたり、
いさかいでまとめて殺されたり半分奴隷にされた同胞も多い
という現実を見た青年がいたら、
白人という種族を皆殺しにしたいと考えても
不思議はないかもしれない。
(いや、ちょっと極端すぎか)

しかし、アイヌや沖縄が日本人に残虐非道に虐げられたという歴史観を持つ
一部の人は、日本の国体を解体して分解し、
周辺民族で管理下に置いて「教育するべし」と本気で思っている人もいるだろう。

まあそれでも、日本人皆殺しまでは本気で考えていないと思うので、
ピサロのほうが思想的危険度は上か。

これに「食糧問題」が絡むと、さらに悲惨な問題になる。
ハンタでは「人間を基本、食糧とする種族」と人間の
なかなかわかりあえない宿命を描いていた。
将棋みたいなゲームという一側面でわかりあうのが限界という。