すぎやんオメ〜 ヽ(゚∀゚)ノ

すぎやまこういち氏が2020年度の「文化功労者」に選ばれる。『ドラクエ』シリーズだけでなく音楽の人気シーンを牽引、テレビ業界でヒット番組手掛けた過去も
https://news.nicovideo.jp/watch/nw8356257

 政府は2020年度の文化功労者として、『亜麻色の髪の乙女』や『ドラゴンクエスト』シリーズなどで知られる
作曲家のすぎやまこういち氏を選出したと発表した。文化功労者は、文化の向上発達について特に功績の
顕著な人を表彰することを目的としており、文部科学大臣が決定する。NHK、時事通信などが報じている。

 Twitterでは「すぎやまこういち先生」がトレンドに入るなど、多くのファンや関係者が、すぎやまこういち氏の
これまでの功績を称えた。すぎやまこういち氏は『ドラゴンクエスト』シリーズの作曲家として有名だが、
テレビ業界の敏腕ディレクターとしての顔や、1960年代から70年代にかけての日本のポピュラーミュージックを
支えた人功績でも知られている。

譜面とわずかなレコードを頼りに、独学で音楽を学ぶ

 すぎやまこういち氏は1931年4月11日、東京生まれ。幼少のころより音楽を愛する家庭で育ち、
おもちゃよりもベートーベンのレコードを買ってもらうほうが嬉しかった子供だったという。
戦後まもないときであり、レコードが少なく、またすべて買うのにも金銭的にも厳しいことから、
わずかなレコードを聴きまくり、譜面をたよりに独学で音楽を学んだ。

 高校在学中より作曲を開始。東京大学卒業後に文化放送に入社した後、開局1年前のフジテレビに入社した。
こうした放送局に就職したのは、高い授業料を払って音楽学校に入るよりも、働きながら現場で音楽を学べる
機会があると考えたからだという(参考リンク:JASRAC会員作家インタビュー)。

フジテレビでヒット番組を手掛ける

 こうして日本のテレビ局の創成期に携わることになったすぎやまこういち氏は、ディレクターとして「おとなの漫画」、
「ザ・ヒットパレード」、「新春かくし芸大会」などの多くのヒット番組の演出を手掛ける。

 とくに音楽番組の草分けのひとつ「ザ・ヒットパレード」はすぎやま氏が企画したもの。生放送で楽曲やメロディに
合わせてカット割をするために、スタッフにも楽譜を読めること求めた。また、この番組に携わった作曲・編曲家の
宮川泰氏との交流を通して、音楽の勉強にもなったという。

 こうしたディレクター業の傍ら、番組テーマ曲、CM、歌手への楽曲提供などの作曲家としても活動を始めている。
1965年の36歳のときにフジテレビを退社。フリーのディレクターとして活動しつつ、同年にはボニー・ジャックスの
『ボンド小唄』の作曲家として、レコードデビューした。