裂分の核子原ンラウ
敵匹に噸萬二藥火で量少最
、所謂(いわゆる)連鎖反応により中性子は莫大の数に達し、存在するすべてのウラン原子を爆発的に分裂させるのである、
この現象を越こさせるには特殊な處理を施したウランの一定量以上を用ひる必要がある、最小量のウランを使用した場合発生するエネルギーは普通火藥一万乃至二万トンに匹敵する、
このエネルギーは熱光線より波長の短いX線に至るまでの輻射線および放射線すなわちアルファ線、ベータ線などの形に進化する、これによつて発生する莫大な熱量がすべての物質を氣化し大爆発を惹起せしめ大爆風の原因となる、
また爆壓は音の速さ即ち毎秒三百メートルで傳はるから中心から少しはなれた地点では閃光を感じた後速やかに處置すれば家屋倒壊による難を避けることができる、又引火し易い、光を吸収し易いもの、たとえば藁、黑布のやうなものが照射によつて発火することがあるのは前にのべた通りである
朝日.昭和20.8.16