つづき

フェルチはお風呂に向かっていた。ファムが調合してしまった禁忌の薬を持ちながら。庭から投げ捨ててしまえば日光で効力がなくなるが。
ここは回収不可能な状態にして丁寧に処理する必要があるからだ。
――――――ファムの症状を見てからフェルチはこの香料について思い出した。そもそも母親がこの香水を見つけ、彼女が何度もひそかに調合して使っていたからだ。
フェルチがそれを見つけたとき、咎めることはせず、詳しい効能と使い方を教えてくれた。
……何度も何度も一緒にお風呂で使った記憶がある。使ったときは今でも忘れられない思い出だ。
風呂場につくと、換気をしつつアロマを焚いた。香りが充満するまでシャワーを浴びて待つ。
すると幼いころの思い出が蘇ってきて何度も鼓動が早くなった。

「その1…」
シャワーを浴びながらつぶやいた
「潮の満ち引き…というのはただの隠語。」
甘い香りが浴室を包む。換気もばっちり抜かりはない
「二つ、言い伝えにある祈りによって体を変化させるは解釈が違う」
シャワーヘッドを下腹部に持って行く。温かいお湯が秘所に当たりすくぐったい。
「あ、あ/// …ふふ、まだよ? こんなもんじゃなかったでしょ?」
壁に寄り掛かる。余計な動きを減らすために、そして突然の快楽にも耐えうるために
「さて問題です。その1潮の満ち引きってな〜んだ」
―――――――近い未来自分がなる状態のこと
「その2祈りって具体的にどうすること? 変化って?」
―――――――全身身すべてが艶々になり、かつ“祈った部位”が最も美しい曲線、肉付になり、艶をもち、かつ異常なまでに敏感になる。
祈りとは潮が満ちたとき、もっとも大きく、激しく大きく愛撫していること。
「はぁはぁ…慰めているときに揉んでる部位がばれるなんて結構悪趣味よね…んッ/// それでは最後の質問です」
寄り掛かったまま。動かず少し経過した当たりから。フェルチの祈った部位の変化が始まった。
「ふふふ…それなら。こうしてシャワーだけをお股にあてて、全身を刺激しないように寄り掛かっていると、一番むずむずしてくるのはどーこだ。」
質問に答える声はない。感じるたびに体が必要以上に答えてくれる。
すでに太ももの肉が発達し、毛も生えていない恥丘は盛り上がり、ハリをもつようになった。
しばらくすると瓜が割れの中から無垢な少女のピンク色の秘所が、より感じやすく、より柔軟になり、主人の愛撫を待っている。
「ピンぽ〜ん♪ でもま〜だ」
過去フェルチは子供とも思えないような立派な部位を祈りで作り出し、母親が舐めてくれたおかげで何度もお花畑をみた。
耐えがたいご褒美を受けてぐったりしている最中も、母親は一心不乱にイキ続けた……祈りの範囲が小さいから30分の縛りはぐっと伸びてしまう。伸びてくれる。

「ねぇ、今ならどれくらい気持ちいいと思う? お母様 今イってみるね…」
かつては母親の秘部がなっていた、あられもない状態だった。母のは少し気持ち悪いとは思っていたけど、いざ自分のモノがなるとこうも頼もしいのか。
きっと違う世界を見せてくれる。少女は秘所をつかんだ。もうハリ裂けそうなくらい満ちている。意識が飛びそうになるのをなんとか抑え、最後にふぅ・・・と息を吐いた。
ここから始まる永遠とも思える快楽への準備と母との記憶の整理を…
――――小さな浴室は香水の甘いと少女の妖艶な甘声で満ちた。