ギルメンに知能に障害がある子がいた
彼は脇目もふらずに巨人をやっていて、正直、「こいつでも周回とかわかるんだなあ」と思った
三十分ほど彼の発言を聞いていて、とても悲しい事に気が付いた
彼は巨人1をスライムといじわるバットで倒す、
ただそれだけだった。パーティもたった2体だけで。
彼は永遠、スライムとバットで巨人を殺し続けた
とても楽しそうだった
先に進めてやろうと思い助言したら凄い剣幕で暴言を吐かれた。
なんで怒っているか読み取れなかったけれど
それを見てギルマスが「ごめんなさいね、○○ちゃんは巨人が大好きのよ」と僕に謝った 。

僕はそれ以来、サマナーをやらなくなった。以前のようにゲームにのめり込めなくなってしまったのだ。
時々、彼を思い出すと、とても悲しくなる