https://blog.miraikan.jst.go.jp/other/20150423post-585.html
実は、ブチハイエナの雌には、おちんちんのようなものがあります(黄矢印)。
これは、メスの陰核が発達したもので、擬陰茎と呼ばれるものです。長さは、平均で17cmもあります。

では、その下にあるタマタマのようなもの(青矢印)は何かというと、これは擬陰嚢と呼ばれる器官で中には脂肪がつまっています。

コレ、出産のときはどうなるの????

そうです、擬陰茎は産道も兼ねているのです!!!!
男性の私には、実感をもって出産の苦しさ・大変さはわかることはないかと思っていました。
しかし、ブチハイエナの出産に至っては、まさに痛いくらいにその苦しみの想像がつきます。
ブログをご覧になっている男性諸氏も痛みを共感できるのではないでしょうか?


もしも、自分のおちんちんから赤ちゃんを産み出さなければならないとしたら......

想像しただけでもつらいですね。

このような細く長い特殊な産道を持っているがゆえに、初産の仔の60%が死産になるそうです。
母親の方も、5頭に1頭が初産の傷が原因で死に至ります。

死産を免れたとしても、赤子が産道を抜けきる直前に、擬陰茎は裂けてしまうそうです
。一度、裂けたら、そこはもうふさがらず、擬陰茎の下側にピンクの亀裂ができるそうです。
研究者いわく、そうなるとメスを見分けるのは容易になるとか。
 
痛い