ここらへんは内定済だよな?

アルレッキーノ (Arlecchino)
軽業師、道化師。ペテン師だが、極悪非道ではないという性格づけをされている。フランスではアルルカン、イギリスではハーレクインとも呼ばれている。他の登場人物を打ち据えるためのバトン(後のスラップスティック)を持っている。猫の面を被り、赤・緑・青のまだら模様の衣装を着ている。この模様は、デザインの古いモチーフの一つとして今も残っており、道化の衣装の起源とされている。

イル・カピターノ (Il Capitano)
語義は「隊長 (the Captain)」。かつての戦士。戦さでの手柄を自慢しており、人々の尊敬も集めているが、その手柄は別の者が立てたもので、実は臆病者という設定。衣装としては軍服を着ることが多い。パンタローネがカピターノの娘と結婚したがっている、という状況が描かれることがある。

イル・ドットーレ (Il Dottore)
語義は「博士、医者」。初老の男。博学で饒舌だが、その発言はほとんど意味を成さない。異性に対して容赦のない冗談を無数に飛ばす。しばしばパンタローネの友人として登場する。パンタローネの別人格。

タルタリア (Tartaglia)
公証人の老人。半ば盲目でどもり者

プルチネッラ (Pulcinella)
猫背のだまされやすい男。鷲鼻の黒いマスクを被り、白い外套を着ている姿で現れることが多い。イギリスではパンチと呼ばれ、19世紀頃には人形劇の「パンチ・アンド・ジュディ」ショーへと変化し人気を博した。「パンチ・アンド・ジュディ」は、後にハリソン・バートウィッスルとマイケル・フィニスィーによってオペラにもなるなど、様々な芸術分野で題材として取り上げられている。フランスにおけるピエロの起源を、このプルチネッラとする説もある。