穢れた身体は執行官の資格を失う。
最年少執行官の俺が暗黙のルールを知ったのは、璃月からスネージナヤパレスに一時的に戻ってすぐだった。
「貴方の尻、岩神の精液臭いわ」
淑女の告発を受けてあっという間に地位を奪われ、無職の身で璃月に突き返されてしまった。
晴ーワークに登録した俺が斡旋されたのは学校。小さな子供の相手は慣れているから、悪くない仕事だった。
毎日のように祖国の敵!と叫ばれて体当たりされたりしてるけど、兄ちゃんは頑張ってるよ、テウセル。
「タルタリヤせんせー」
「どうしたんだい?」
「赤ちゃんはどうやって生まれるんですか?お父さんとお母さんが頑張ったら生まれるんですか?」
「違うよ、元素から勝手に湧いてくるんだ」
まだ幼い子供達には教えてはいけない。PTAに吊るし上げられるからだ。だけど、俺のそんな舐めた態度に憤った児童が声を上げた。
「これより、保健体育の授業を行う!」
全裸にされた俺は教室の中心でレ●プされた。
「これが陰茎、ここには前立腺がある。肛門内に射精するとこのような反応をする」
「アイイイイイイ!!」
馬鹿な、子どもの包茎なんかで俺がイくはずがない。違和感に気付いた時には、挿入された陰茎が結腸に到達していた。
「鍾離先生!」
生徒に化けていた鍾離先生が本性を現し、俺をレ●プしていたのだ。
「孕め! 神の子を!」
「アイイイイイイイイイイイイ!!!」
どくどくと注ぎ込まれる精液の感触に目を回しながら周囲を見る。そこは森だった。
思い返してみれば、教職員免許もないのに教師になれるはずがない。俺は一体いつから術中に嵌っていたのだろう。
薄れゆく意識の中で、逃れられない妊娠の運命を感じ、果てた。