誰もいないセカイにて
「何かセカイにおっきな滑り台が出来てる!?」
「ご丁寧に坂まで付いてるね」
「まふゆ、どういうことなの」
「よくわからない……ただ、奏が昨日話してくれた事が何か気になってるのかも」
「これは、まふゆの想いから生まれたの」
「ミク、どういうこと?」
「昨日、奏が小さい頃の話をしてくれた」
「それでその時、近所の公園にあった滑り台の話をしてた、まだお母さんも生きてた頃によく背中を押してもらって滑ってたから」
「えっ何それ私も聞きたかった」
「はぁ……あんまりセカイを騒がしくしないで欲しいんだけど」
「でもリン、さっきから時々滑り台見てる」
「…………別に何でも良いけど、試しに滑ってみたら?時間が経つと消えるかもしれないし」
((((スルーした))))
「そうだね、折角だし……滑ってみようかな、まふゆ、背中押して欲しい」
「わかった」
「私が押したいんだけど」
「はいはい、後でボクが押してあげるから我慢してね〜」
「じゃあまふゆ、お願い」
「わかった……えい」
「まふゆっ強く押しすぎ……あ、止まれない」
「ごめん」
「ごめんじゃっあぁぁああぁぁぁぁああぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」ゴロゴロゴロ
「ごめん」シュバッ
「やっぱり奏にはモフモフが……ってボク達が目離してる間に奏がとんでもない事になってる!?」
「奏がヨコ○マタイヤみたいになってるぅ!?」
「これがホントのローリンガールってね♪」
「ロンリー奏はい〜つまでmってふざけてる場合じゃないでしょ!?助けに行くわよ!」ドタドタ
「ヒールの靴で坂道走ると危n「いやぁぁぁぁぁぁ……」ほーら言わんこっちゃない」
数分後
「何でボク達みんな転がってるの!?」ゴロゴロゴロ
「私は途中で足挫いて……」ゴロゴロゴロ
「私は奏の髪に引っかかった」ゴロゴロゴロ
「ボクは何故か固定されてたPS5に……ってこれどうするのさ」ゴロゴロゴロ
「これじゃローリンニーゴだね」ゴロゴロゴロ
「ロンリーニーゴh……ってそれはいいの!天丼じゃない」ゴロゴロゴロ
「よくわからない」ゴロゴロゴロ