「類、なんだ……その……奇妙な丸い物体は」
「ああ、これかい? フフフ、面白いだろう? 今からこの物体の正体を調べるところなんだ」
「きも……エイリアンの卵?」
「すごーい! これ宇宙人さんの卵なの!?」
「って、そんなわけないでしょ。あっ、えむ、あんまり近寄らない方が……」
「あっ! 中で何か動いて……ふぎゃ!!」
「えむ!」
「何か飛び出したぞ!? 虫か!?」
「んん〜!! んー!!」
「ちょ……何なのこいつ、えむの顔に張り付いて……!」
「えむくん、今取るからじっとしているんだ」
「……ぷはっ! ありがとう、類くん〜」
「大丈夫かい……?」
「う、うん。でも口から何か入っちゃった」
「それってやばいんじゃ……」
「やばいのか!? 類!」
「やばいかもねぇ……」
「どどど、どうしよう〜! なんか、急にお腹痛くなって……」
「出るなら出せ! 腹を食い破られるぞ!」
「ええ〜!! 今出すから待って! んん……っ!!」ブリュリュリュリュ‼︎
「出た……のか……?」
「な、なにが……? えむ、大丈夫……?」
「確認してみようか……。えむくん、いいかい?」
「う、うん……」
「ふむ……これは……おそらく、全部便だね」
「ゼンブベン……」
「オールうんこってことだぞ」
「わたしも見たい」