>>641
そんなミチルは誰かに自分の忍術を認めてもらいたいという気持ちは日に日に強くなっていった
そんな中、半ば惰性で続けていた動画チャンネルではあったが新作忍術の発表のため先生殿に協力を仰ぐことにした
渋々といった様子ではあったが承諾を得て撮影自体はつつがなく終わった
ミチルは先生殿に感想を聞いてみた
今回は自分にしては上手くできた忍術だと思っていたし褒めてくれると少し期待してしまった
先生殿はまるでイズナのようだった、と言った
チャンネルも閉鎖し、部もやめた
ミチルに何かを頑張る気持ちはもう二度と起きなかった