「「あっ」」バッタリ
「こんにちは!確かチョコレート工場で桐谷さんと一緒にいた…」
「…日野森志歩です。司さんと一緒にショーをやってましたよね?」
「ああ、見てくれてたよね!ちょっとはずかしいな…。僕は東雲彰人。桐谷さんの知り合いで日野森ってことは…お姉さんはもしかして日野森雫さん?」
「……えぇ、まあ」
「やっぱり!あのときはチョコレートありがとう!すごくおいしかったよ!」
「…あのときはそんな話し方じゃなかったと思うけどね」
「えっ?」
「猫被ってるのか知らないけど、やめた方がいいんじゃない?気持ち悪いし」
「あー…そういやあのときはそうだったか。悪かったよ。これがオレなりの処世術なもんでね。そっちはいかにも一匹狼って感じだな。ご苦労なこった」
「…別に苦労なんかしてない」
「へーへーそいつはよかった(ry

「しぃちゃんおまたせ〜💕会いたかったわ〜💕」
「お、お姉ちゃんくっつかないで…」
「あら彰人くん!久しぶりね〜しぃちゃんとお友達だったの?」
「お姉ちゃんこの人と知り合いなの?」
「お久しぶりです。妹さんとは前に会ったことがあって…姉妹同士仲がいいんですね!素敵だと思います」
(イラッ)「…お姉ちゃん、もういいでしょ。今日は一緒に買い物するんだよね」
「そうねぇ…あ、そうだわ!彰人くんも一緒にくる?」
「えっ?」「は?」
「彰人くんはアルバイトでお洋服を売ってるのよね?一緒にしぃちゃんのお洋服も見てもらうのはどうかしら!名案だわ〜!」
「え、えぇいいですよ。今は時間も空いてるんで…」
「えぇ…」
(成り行きでokしちゃったが、面倒なことになったな…)
(こんなのにお姉ちゃんが騙されてるなんて…なんとか化けの皮を剥がせないかな…)
「じゃあ行きましょ〜!」