クロとポゴ、そしてプレイヤーの計らいで、お腹いっぱいアルバーノのレストランで美味しいディナーを奢ってもらい、小さくも安心して眠れる賃貸物件へ帰宅するダピコ

しかし、玄関の前に立った途端、彼女は漂う焦げた匂いを嗅ぎ取り、咄嗟に破る勢いでドアを開ける。

部屋に入ってすぐにあるテーブルの上で、何者かによって大会の為に纏めていたデッキとカードが全て音も無く燃えていた。

「な、なんで....っ !? 早く、早く消さないと!! 私... みんなでお金を出し合って作ったデッキが燃えるっ!! うああああぁぁっっっっ!!!」

火はすぐに消火され、被害はボヤ騒ぎ程度の小さなものに収まったが、デッキは黒く炭化したカスになり、ボロボロと崩れていた。


???「るっぴっぴーん♪ 最近は元祖ナビゲーターの私を差し置いてヒロイン面してる人が多くて困っちゃいますねぇ... ここは来たばかりで軽犯罪を犯してばかりのお姉ちゃんにお灸を据えておきました!お姉ちゃんは結構メンタルが弱いし心を折りやすくて助かります〜!」