競馬界では
グラスワンダー=史上最強馬
が定説となっている。
なぜ競馬記者や評論家が皆口をそろえて、「グラス=史上最強」と言っているのか、その理由を説明したいと思う

まず、デビューから3戦、レースを重ねるごとに着差を広げる圧倒的な強さ(しかも鞭を全く使わずに)
そして朝日杯、あの荒れた中山の馬場で、後続をぶっちぎりしかも1分33秒6というスーパーレコードを樹立。
骨折の影響で体調のよくない状態で出走した有馬では
3000m世界レコードホルダー(当時)のセイウンスカイ、天皇賞馬メジロブライト、JC2年連続2着のエアグルーヴらを寄せ付けずに見事勝利
その後、脚部不安で中山記念、目の下の外傷で全身麻酔・40針を縫い大阪杯回避、
約半年振りのレースの京王杯SC。前走から1100mの距離短縮、全身麻酔、先行・内側有利の馬場をものともせず大外をまわり
上がり33秒3という桁違いの脚を使い圧勝
宝塚では夏負け・初の関西遠征の不利がありながら、万全の状態の内国産最強のスペシャルウィークを全く問題にせず3馬身差
3着以下を10馬身ぶっちぎる圧勝。競馬関係者の間で史上最強馬と呼ばれるようになる
そしてコズミがひどく、体重も+12と最悪の状態で出走した有馬記念。
先行有利の展開で後方待機・スペシャルウィークにマークされる厳しい展開になったが、見事勝利。
最悪の状態で、万全の状態で出走したテイエムオペラオー・スペシャルウィークら最強のライバルを蹴散らす。

こうしてグラスワンダーは史上最強馬と呼ばれるようになった。