アークから異臭が漂う
思わず鼻を塞ぐ
火薬と錆と血の臭い

そして

急速に伸縮するアーク
それはアルトアイゼンの大きさにまでなった
かと思いきや人間のサイズまで縮み、口元から糸を吐き始めた

アークのみんなはどうなった

指揮官の思考よりも早くアークは、かつてアークと呼んでいたそれは繭となった

繭に顔が次々と浮かび上がる

アンダーソン副司令官
イングリッド
シフティー

繭の動きが止まる
刹那、繭から静かに何かが出てきた
それは何故か神秘的で魅了されそうであった

「右に飛べ!!」


聞き覚えのある声を理解するまでに何者かに抱き抱えられていた


坊ちゃんや、もっと太った方がいいんじゃないかい?

紅蓮だ
それと、

おいお前、私の言葉が聞けないのか
まさか耳をやられているのか?

スノーホワイト


決戦の時、来るーーー
次号‼︎先頭カラー‼︎