>>513
反対側にあった造成地の斜面が崩れて発生したものでした。

幅100メートル、深さ15メートルにわたって崩れ、大量の土砂が突然襲ってきたのです。

その後の調査で、崩れた場所は、もともと谷だったところに、1950年代に浄水場を建設するため、土を盛ってつくった「盛土造成地」だったことがわかりました。
もともとは谷だったために、地下の水が集まりやすく、水分を蓄えて重みが増していきます。

そこに地震で強い揺れが加わったことで地盤が緩み、盛土が崩れてしまったと考えられています。
増える盛土 繰り返す被害

実は、こうした「盛土造成地」は、全国に多数存在しています。

1950年代後半の高度経済成長期。