冬夫「誕生日おめでとうまふゆ。これまふゆが好きな駅前のケーキだよ」
まふゆ「お父さん、私このケーキ別に好きじゃない。味が分からないの」
冬夫「え!?そ、そんな!」
まふゆ「それに誕生日も3日前だよ」
冬夫「え!ご、ごめんまふゆお父さん取り乱してて…」
まふゆ「ううん、気にしてないから」
冬夫「じゃあまた来るからねまふゆ」


冬夫「ただいま」
冬美「おかえりなさい、まふゆはどうだった?」
冬夫「前とあまり変わらないかな」
冬美「そう…」
???「お父さんおかえりー」
冬夫「おーただいままふゆ」
冬夫「まふゆ今日誕生日だろ?まふゆの好きな駅前のケーキ買って来たぞ」
まふゆ?「ほんと!ありがとうお父さん!」

冬美「あら珍しいわねどうしたの?」
冬夫「あっちのまふゆと誕生日間違え今日持って行ったんだよ」
冬美「もう!しっかりしてよ!」
冬夫「あはっは、すまないすまない」
冬夫「それにしてもあっちのまふゆはどうしようか」
冬美「そうね、もう宵崎さんに任せるつもりだわ」
冬夫「そうか…」
冬美「もう行かなくて良いわよ」
まふゆ?「お父さん!お母さん!お皿の準備出来たよ!」
冬美「さすがまふゆ「良い子」ね」
冬美「今度は失敗しないわ」

まふゆ「…」バキ
奏「ま、まふゆ?スマホが潰れて」
まふゆ「あ」
まふゆ「…今度新しいの買いに行こう奏」
まふゆ「これはもう「要らない子」だから」