「あれ?あそこにいるのって…」
「うーん…」
「こんにちは、桐谷さん」
「あ、こんにちは絵名さん」
「難しい顔してたけど、何か困りごと?」
「あ、見られちゃいました?実はみのりにあげるホワイトデーのお返しで迷ってたんです」
「なるほど…みのりちゃんなら何をあげても喜びそうだけど」
「だからこそ特別なものをあげたいんです。みのりがいつも私にくれる以上のものを…」
「なるほどね…ちなみに、何か見当とかつけてるものはある?」
「食べ物をあげると『もったいなくて食べれないよー』って言うからそれ以外で考えてます」
「うーん…じゃあ、お揃いのちんちんなんてどう?」
「お揃いのちんちんですか?」
「食べ物は勿体無くて食べれないなら、ずっと持っておけるものがいいんじゃないかな?それに、遥ちゃんとお揃いのちんちんなんて絶対嬉しいでしょ」 
「そうですね…どんなちんちんにしようか考えてみます。特別なちんちん…ってどんなものだろう…?」
「彰人のをあげるわけにもいかないし…手作りはどう?」
「手作り…大変そうですけど、確かに喜んでくれそうですね」
「瑞希は知り合いだよね?そういうの得意だから手伝ってあげれないか話つけておくよ」
「何から何まで、ありがとうございます。今度お礼させてください」
「別に良いよ。バレンタインの時のお返しってことで」