愛莉「冬弥くんってイケメンよね、泣きぼくろも雫みたいで…。ウィッグをつけたらもっと雫に寄せられるわね…ふふ、この世に雫が2人誕生するなんて素敵じゃない? …高身長だからお前のような女がいるかってツッコミが入っちゃうかしら、それはまあ些細な事よ。あとは胸かしら…スレンダーな体には僅かな膨らみが絶対に必要だわ。よし…」
雫「愛莉ちゃん、さっきからぼそぼそ独り言をいっているけれどよくわからないわ〜」
愛莉「ねえ冬弥くん? お願いがあるんだけど」
冬弥「はい?」
愛莉「私の為にこのウィッグとワンピース着けてくれないかしら。モデル代は出すわ!」
冬弥「しかし俺は男ですし…似合うかどうか」
愛莉「大丈夫、絶対似合うから」
冬弥「この胸パッドも着けないといけないんですか?」
愛莉「もちろん! これを使えば(性別の)壁を越えられるんだから!」
冬弥「壁を越える。――――――

今の俺が一番好きな言葉です」
愛莉「でしょ!? 私たちで(性別の)壁を越えるのよ!」
冬弥「はい!」
雫「愛莉ちゃん達が楽しそうでよかったわ〜」