計画的に技術の組み合わせで創作し続けられる人(織田哲郎とか)も多少はいるけど、多くのクリエイターは幼い頃に経験した地獄体験や身体的ハンデを源泉にして、衝動的に創作する傾向がある(YOSHIKIとか)。つまり、平凡で安全に成長できた人が創作活動しても、将来的にそういう相手をライバルにして競い合うことになるんだ。そりゃあ勝てないよね。トップの連中は人生削って命を削って人格を削りながら創ってるんだから。だから麻薬に走る人も多いよね(ASKAとか)。
けっこう皆さんメンタルボロボロなのよ。その谷の底から這い上がろうとした過程に作品が生み出され、もし谷から上がりきってしまったらそこがゴール(幸せ)になるんだけど、以降はもう創作できなくなるんだ。幸せは安定だからね。だからずっと創作し続けられてる人は、ずっと谷底を這ってることしかできない不幸な人なんだ。たぶんKeyの作者も。
そういう事情を背景に、作品と向かい合ってみると、また見え方が違ってくるんじゃないかな。