「ごめーん愛莉!もうすぐ瑞希帰って来ると思うから、それまでこの子お願い!」
「しょーがないわねぇ。ほら、パパが帰ってくるまでお姉ちゃんと遊んでましょ。よしよーし」
「お、桃井さん来てたんですね。また絵名のやつこいつ置いてったのかよ。あ、面倒だったら子守り代わりますよ。いつもオレがやってるんで」
「ううん、大丈夫よ。わたし子供の扱いは慣れてるの」
「オギャアー!オギャアー!」
「あわわ!どうして!?」
「かしてください。よしよし」
「……☺」
「あらお上手。本当に手慣れてるのね」
「まあ慣れたっつうか、こいつ初めて任されたときからオレが抱くと泣き止んだんですけどね」
「小さくても面食いなのね~」
「ハハッ、冗談やめてくださいよ」
「ん~?やっぱりこの子…」
「どうしたんですか?」
「いや…うーん。これ瑞希と絵名には内緒よ?なんかさ…瑞希には似てない……わよね?絵名には似てるんだけど」
「……」
「なーんて!小さい子だし特徴出ないだけよね~!きっと大きくなったら瑞希似の美人さんになるのよね!」
「ははっ、ハハッそうですよね」