「ちょっと聞いてよ!!!」
「はいはい、どうしたのえななん」
「今日、珍しく休みの彰人とパンケーキ食べに行ってきたの。そのあと買い物に付き合ってもらおうかな~って思ってたらさ、あいつ『ランニングして帰る』って一人で帰っちゃったの!どう思う!?」
「あっははははは!置いてかれたの!?超ウケる!」
「食後に走って、気持ち悪くならないのかな……?」
「Kの着眼点は好きだけど、今はそういうことじゃないの」
「いや~、弟くんらしくてボクはいいと思うよ?ぷくく」
「Amia笑いすぎ💢もう……どいつこいつもバカにしやがって………!」
「ごめんって!でも弟くんは健康志向っぽいとこあるし、食べたカロリーをすぐ消費したかったんじゃない?」
「はぁ?それって私が運動しないデブって言いたいわけ!?」
「ちょっと、まだそこまで言ってないじゃん!」
「…………まだ?」
「あっやば!雪!こういうときだけ発言しないで!」
「……!💢Amiaの……瑞希のバカ!最低!クズ!デリカシーなし!もうちょっと人の気持ちに寄り添った方がいいんじゃないの?!」
「な……そこまで言うことないじゃんか!絵名こそすぐ暴言吐くのやめなよ!だから弟くんにもバカにされてるんだよ!?」
「はぁ~~~~~????💢」
「ちょ、ちょっとふたりとも、落ち着いて……」
「ほんっと最悪💢💢もう瑞希の好きなもの全部滅べばいいのに💢💢」
「なんて?!それだと絵名も死んじゃいますけど💢💢」
「…………えっ?」
「…………あっ」
「…………………ふぅん?」
「待って、今のなし、なしで……!」
「まぁ私も言いすぎたし、今日は許してあげる♪」
「うぅ……流石にこれはボクの負けかな…………」
「……痴話喧嘩に巻き込むの、やめてほしい」
「雪、今はわたしたちちょっと黙っておこう」