愛莉「……それじゃあ後は入浴ね。原始的だけど植物を燃やしてできた灰水を石鹸がわりにして体を洗うことになるわ。量に限りがあるから1日に数人しか入れないけど……まずは宵崎さん、どうかしら?」
奏「……えっ?わ、わたしがどうって……?」
杏「そりゃお風呂入るのに決まってるじゃん!」
冬弥「正確には川で汚れを落とす程度になってしまうがな」
みのり「奏ちゃん、1番体力無いのに今日はすっごく頑張ってたから……きっと汗もかいたし洗い流したいと思うんだ!」
奏「いや、わたしは別に入らなくても慣れて……」
一歌「遠慮しないで大丈夫ですよ」
寧々「これから何日ここにいるかわからないので……」
司「寧々の言うとおりだ!お互い生活する上でストレスになり得る要素は極力減らして……」
志歩「司さん!……ごほん。とにかく、まずは宵崎さんから入浴しましょう。他の皆さんもそれでいいですよね?」
「もちろん!」「奏ちゃんいっておいで!」
奏「こ、こんなに大勢の人がわたしの入浴を願ってる……うぅ、なんだろう、すごく胸が温かい気持ちになってる。それじゃあ先に洗わせてもらうね」

絵名「あっ奏!よかったら私も一緒に入って……」
愛莉「やめときなさい絵名。頑張ってたくさん灰水作ったけど……それでもあの臭いは一回じゃ落としきれないと思うわ」