「それで、その時こはねったら…」
「ふふ。彰人といい白石さんといい、相棒のこと本当に大切にしてるんだね」
「はい!私、こはねと出会えたの運命じゃないかなーって思ってるんですよ!絵名さんも、運命的な出会いとかしたことないですか!?」
「うーん、運命かぁ……そういえば、瑞希と連絡取り始めたのも偶然だったから、運命っぽいかも?」
「あー、瑞希!絵名さんも瑞希と仲良しですよね」
「…そうかなぁ。あいつ、私に言えないことがあるみたいだし。話してくれるまで待つって決めたけど、ちょっと…私の力不足なのかなって思っちゃったりね」
「え!そんな事ないですよ!だって瑞希、絵名さんといるとめーーーっちゃ楽しそうな顔してますもん!お出かけしたこととか笑って話してくれるし!」
「そう?……だと、いいんだけど。励ましてくれてありがとう、白石さん」
「えへへ、どういたしまして!」
「2人とも盛り上がってるみたいだけど、釣れました?」
「全然!あ、一歌ちゃんも一緒におしゃべりする?」
「今、仲良しな人の話してたんだ!私はこはね!絵名さんは瑞希!」
「一歌ちゃんはどう?一番仲良しなお友達とかいる?」
「一番っていうと難しいな……でも、繋がってるなって思うのは……咲希かもしれません」
「咲希……って、天馬先輩の?」
「うん、司さんの妹だよ。幼なじみなんだけど、中学の時……」ワイワイ
「……いいなぁ!私も小さい頃にこはねと出会いたかった……」キャッキャッ
「瑞希の小さい頃ってどんな子なんだろ……」ニゴニゴ

「「「へっくしゅん!!!」」」
「わ〜っ!?みんなくしゅんしちゃった!?あたしポケットティッシュ持ってるよ〜!」
「ありがとう、えむちゃん……でも、偶然だね。みんな同じタイミングでくしゃみするなんて」
「あはは…って、咲希ちゃん体弱いんじゃなかった!?ボクは大丈夫だけど、寒かったりする?」
「心配してくれてありがとう!でも寒くないし……花粉かなぁ?」
「こんなところで!?」
「じゃあ……誰かみんなの噂してるのかな?あ!拠点のみんながお腹空かせて待ってたりして!」
「それは大変だね!早く戻ろう!」