スーパーマーケットの店内にゴキブリ10数匹をまき散らして業務を妨害したとして、兵庫県警垂水署は
5日、威力業務妨害容疑で、神戸市西区学園西町、市立小学校事務員の女(56)を逮捕した。「ゴキ
ブリを生かしておきたくて、逃すなら餌がたくさんあるスーパーだと思ったが、業務妨害をしようとは
思っていない」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は6月26日午後11時20分ごろ、同市垂水区のスーパーの鮮魚コーナーの床にゴキブリ
10数匹をまき散らし、店内の衛生状態を悪化させるなど業務を妨害したとしている。

 同署によると、当時同店は営業中で、巡回していた店員が鮮魚コーナーの床にはうゴキブリ3匹と、
近くにポリ袋1袋が捨てられているのを発見。閉店間際だったため客はまばらだったという。店内の防犯
カメラの映像には、女がポリ袋を床に置き、立ち去る様子が映っていた。

 今月4日午後8時ごろ、同店を訪れた永瀬容疑者が防犯カメラに写った女に似ているとして、店員が
同署に通報。署員が事情を聴いたところ、ゴキブリを店内に置いたことを認めたという。

 同署によると、永瀬容疑者は自宅で猫を約10匹飼っていた。「猫の餌に群がっていたゴキブリをポリ
袋に入れて同店に持ち込んだ」と話しているといい、同署が詳しい動機を調べる。

http://www.sankei.com/west/news/160705/wst1607050024-n1.html