“見たことのないVRゲーム”で繋ぐ、
次の時代への魂のリレー──水口哲也
http://wired.jp/series/wired-audi-innovation-award/26_tetsuya-mizuguchi/

『Rez infinite』は、15年かけてRezをやっと完成させた、という感じですね。VRのヘッドギアを
かぶると、目の前には3Dの世界が存在しています。音響も3Dです。プレイヤーはハッカーと
なって電脳空間の中でウィルスをシュートするんですが、自分が紡ぐすべての効果音が音楽化
していきます。そしてヴィジュアルが呼応する。コントローラを通じて、振動も音楽化します。
また、実験的ではあるんですが、このVR版Rezの体験をよりエンハンスするものとして
「シナスタジア・スーツ(共感覚スーツ)」というものを開発しました。

(中略)

最近、自分もどんどん「量子的な思考」に向かっている気がします。「IoT(Internet of things)」の
究極は、人間こそが、という話だと思うんです。「IoH(Internet of Human)」ということなのかな?
人間自体がメディアとなって、インターネットという神経でつながっている、という状態。ぼくは
まったくのオプティミストなんで、その世界をすごく明るくイメージしています。シナスタジア・スーツの
未来は、量子化されたセンサーをまとって、人間自体がメディア化するということかもしれません。


(´・ω・`)