http://www.wkyt.com/content/news/Nicholasville-mans-replacement-Samsung-Galaxy-Note-7-catches-fire-396431431.html

●煙と悪臭をあげて炎上した交換品のGalaxy Note 7
アメリカ・ケンタッキー州に住むクラーリング夫妻は、10月4日の夜、物音に気付いて目が覚めました。
「しばらく、死の恐怖に固まりました」と、マイケル・クラーリング氏は、事故のあった夜を回想し、地元テレビ局のWKYTに語っています。

「部屋に煙が充満し、ひどいにおいでした。見回すと、私の携帯電話が燃えていたのです」
クラーリング氏は、この一週間ほど前に、Galaxy Note 7が発火して代替品に交換してもらったばかりでした。
「交換品は安全だと思っていました。充電もしておらず、そこに置いてあっただけなのに」

その後、クラーリング氏は急に気分が悪くなり、救急搬送先の病院で治療を受けます。
「ずっと、なにか黒いものを吐き続けて、とても怖かった。吐いたものの中に、小さい黒いものがたくさんあって、まともに見られませんでした」

Samsungはクラーリング氏に、爆発した端末の引き渡しを要求しましたが、同氏はこれを拒否します。
同社はクラーリング氏に、X線撮影費用を負担すると申し出てきました。
クラーリング氏は、Samsungが自分を助けようとしている、と思いました。
Samsung担当者から、以下のメールが届くまでは。

「今度はこれか。こんなのが重大だということなら、彼とのやり取りを遅らせて時間を稼いでみるよ。
もし、彼が我々を脅し続けるようなら、どうなるか見守ってもいいけどね。」

Samsungの内部メールが、間違って当事者であるクラーリング氏に送信されてしまったようです。
しかも、内容は誠実な態度とは到底言えないものでした。
「これを読んで、彼らが今回の件をまともに捉えていないとわかった。それで行動に出ることにしました」
クラーリング氏はSamsungの不誠実な態度への失望を語ります。

●「同様のことがないように」法的支援を得て情報公開へ
クラーリング氏は、同様のことが繰り返されることのないよう、法的支援を得て、一連の情報を公開する予定です。
Samsungは「我々は顧客に、すべての報告を真剣に受け止めていると再認識してほしい。クラーリング氏の件は
彼のためなら何でもするつもりだ。顧客の安全は我々の最優先事項で、事態を調査しているところだ」とコメントしています。