エース安田によるとPROは失敗するらしいんだが?(´・ω・`)


しかし,この対応は企業戦略的には問題があると考えている。一つは,上位機種専用タイトルおよび現行機種のみに
対応したタイトルの開発は原則禁止になっているこということである。
ユーザー側から見た製品数は変わらないとはいえ,それぞれの新機種に対応した動作モードは
追加されることになるので,開発側からすればマルチ対応が「PS4」「XboxONE」「PC」から
実質的に「PS4」「PS4PRO」「XboxONE」「Scorpio」「PC」に拡大することになる。
4K対応やフレームレート向上だけなら,それほど開発コストは変わらないと思われるかもしれないが,
開発費が100億円を超えるようなタイトルではデバッグコストも億円単位となるため,対応機種の増加はコストの上昇を意味している。

二つめは,プレイヤーが上位機種と下位機種のどちらがよいのかの選択に迷うことである。
据え置き機は「Wii」までは単一アーキテクチャ,単一機種であった。
PS3,XboxからHDDを搭載するようになったためHDD容量別に複数モデル併売体制がとられたが,
ユーザーからすると分かりにくくマニア向けの商品になってしまった。
それに輪をかけた上位機種の併売は,エース経済研究所では,一機種での成功を捨てることになりかねないと考えている。
また以前,ハウス社長が示していた,半導体技術の進歩が停滞するため,
今後は世代交代が遅くなるとしていた方針がわずかの期間で覆されたことも意味する。
企業戦略上,重要な要素に対する読み違えが問題にならないかが懸念されよう。