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最新作『Death Stranding』はVRには対応しない!

小島監督、世界中からVRコンテンツの制作オファーが舞い込んできている状況だとか。
気になるのが、新作ゲーム『Death Stranding』。VRへの対応はされるのだろうか。

「じつはVRに対応させようとすればできるのですが、今はVRとは切り離して考えています。
じっくりイスに座って、フレームを通して、泣いたり笑ったり感動したりできる、僕のファンが大好きなAAA(大作)のタイトルです。
ちょっと新しい仕掛けがあって、これがどう評価されるか気になるところですけど。
敵を倒しに行くこともできるし、戦わなくてもいい。入り口は広〜くしてありますから。なんでもできると聞くと『グランド・セフト・オート』を思い浮かべるかもしれませんが、自由度はそれくらい高いです」

VRはやがて必ず“日常”になる。そこからがトップクリエイターの出番!

「今年はVR元年といわれていますが、一度波が引くときがあると思います。iPhoneだって最初ボロクソ言われたのに、今は当たり前になりました。
現在のVRは商品として捉えられていますが、普遍的になり得る概念なんです。

たとえばVRでボールの目線になって野球中継を体験できたら楽しいでしょ。フィールドに100台カメラを置いて、間の映像をリアルタイムCGレンダリングで補ってあげれば、それが可能になるんです。
だからVRはゲームから定着していくとは僕には思えないですね。テクノロジーはどんどん発展していって、当たり前になっていきます。そこからがクリエイターの見せ場。どうせVRでゲームを作るなら、『なにこれ!?』と世界が驚くような、一発かますヤツが作りたいですね」