https://www.famitsu.com/news/201707/21137989.html
――ちょっと話を戻しまして。先ほど、齊藤さんはアップデート項目を現場判断で決めているとおっしゃいましたよね。

齊藤
ええ。最後はディレクターの判断になりますが。そのときのディレクターがやると言えばやるし、やらないと言えばやらない。
そこは、その人の考えによります。藤澤(『DQX』バージョン1までディレクターを務める藤澤仁氏)は、自分でやると言うことが多いですし、
りっきー(『DQX』現ディレクター・齋藤力氏)はスタッフの意見も聞きつつ、ですかね。
まぁ初期に比べれば、全体の物量が多くなってきていることがスタンスの違いにつながっているのかもしれませんが。
でも、りっきーも自分でやりたいものがあるときは、当たり前ですが、頑固にやりきりますね。
あまりにも「これはないな」という内容の場合は、私が反対することもあります。

吉田
でも、齊藤さんの「これはない」の許容の幅は、尋常じゃないほど広いと感じます。
自分が任命したディレクターである以上、最後までその人を信じることが自分の役目なんだという考えは、すごいと思います。

齊藤
ゲーム内容に関しては、ディレクターにだいたい任せています。任せられないディレクターならば、変えればいいわけですし。
そう考えるとプロデューサーなんてツマラナイ仕事なんですよ。