イギリスの司法終わってんな

ポーランド出身で現在はロンドンのチェルシーに暮らすモデル兼女優のナタリア・シコルスカ(28歳)は7月5日、
ブティックが立ち並ぶナイツブリッジの高級デパート「ハロッズ」にて窃盗容疑で逮捕された。

逮捕される数日前、彼女は自身のFacebookに「米ペンシルベニア州ウィリアムズポートにあるカレッジで経済の勉強を終えたばかり」と綴っていた。

その後、ロンドンのウエストミンスター大学でビジネスマネジメントなどを学んでいたナタリアだったが、マーカス・ルーファーのジャケットやクローディ・ピエルロの靴、
ピンコのハンドバッグ、銀のナイフなどを万引きし、店を出ようとしたところセキュリティに呼び止められた。

ナタリアが盗んだ商品の総額は、959.59ポンド(約139,000円)に上ったという。
ウエストミンスター治安裁判所で窃盗の罪を認めたナタリアに、グラント・マッククロスティー判事は「本来科せるべき判決よりもかなり寛大な処置」として
12か月間の条件付き保釈、85ポンド(約12,000円)の裁判所費用と課徴金20ポンド(約2,800円)を科すのみに留まり、このように述べた。

「被告は英国に来たばかりで大学で勉強に励んでおり、かなり才能がある知的な女性だ。窃盗罪は被告の将来に大きなリスクを植え付けてしまうことになる。
今回は早い段階で罪を認めたため、輝かしい将来のある被告には寛大な処置を与えることにする。このチャンスを決して無駄にしないように」

通常であれば、窃盗罪は最大6か月の懲役刑や無制限の罰金が科せられる。
しかしながら「将来性があるから」と12か月の間に再び罪を犯さなければ、この件に関して罰を受けることはな
いという判決を受けたナタリアは「有難うございます」と判事に感謝の言葉を述べたそうだ。


「新しく英国に来たからってなんで刑が甘いんだ。そんなの関係ないだろう。」
「判事は美人モデルから何らかの見返りを求めているんじゃないのか?」
「才能あるから、刑を免れる!? なんて判決なんだ!」
「被告が魅力的だからということでそういう判決にしたのなら判事も最悪だな。」
「美人だったら実刑を免れるってことか?」
「モデルやってるぐらいならお金はあるはずでしょ!? なんで万引きするの?」

このニュースを知ったイギリス独立党(UKIP)のジェラルド・バッテン議員は、「英国の法律がめちゃくちゃだという例の一つであり、なんともクレイジーだ。

他国からやって来たばかりで罪を犯したのであれば、寛容にするどころか厳しく取り締まるべきだろう。
飢えで苦しんでいたからパンを盗んだというのではなく、(モデルや女優業で金があるという存在でありながら)万引きしただけじゃないか」と苦言を呈している。

写真:http://i.imgur.com/0zOliE2.jpg

http://news.livedoor.com/article/detail/13438506/