韓国版ではアクションゲームということもあり、ストーリーは大まかなものであったが、日本ユーザーからの要望に応える形でストーリーと世界観を細かく設定することにした。
また日本のユーザーの特徴としてキャラへの愛着が強く、キャラとNPCとの関係性を重視する傾向もある。そこで日本のシナリオライターに世界観設定やストーリー、
キャラクターの設定を依頼して作り込むことにした。この結果、新たに5人のメインキャラのストーリーが生まれ、シナリオのボリュームは実に4倍に増えた。ここで生まれた設定は、本家に逆輸入するようになった。

キャラクターデザインについても、日本向けに全て描き直すという驚くべき決断も行った。プレイアブルキャラだけでなく、NPCも対象とし、
韓国版よりもキャラクター数が50%ほど多くなった。ホン・スンミョン氏は「ネクソンのアートディレクターが事細かくイラストへの指示をくれたのが良かった。
日本アニメのテイストを意識したものとし、日本でも実績のあるイラストレーターを起用した」と語った。
両社では、ネクソンからの提案に基いて描き、さらにフィードバックを受けて修正するというプロセスを繰り返し、6ヶ月ほどで仕上げたという。

▲アニカの韓国語版(左)と日本語版(右)
https://i2.gamebiz.jp/images/original_logo/17023337058bff46042c9f0011-1488974946.jpg

http://gamebiz.jp/?p=180165