その瞬間、このゲームに対する僕の恐れが全て現実になった気がした。というのも、僕は「スカイリム」を愛している。
プレイ時間は300時間をゆうに超え、複数回クリアした上、異なるプラットフォームで異なるキャラクターをプレイし尽くした。もう最高だ。
そして、僕はNintendo Switchのことも大好きだ。それなのに「スカイリム」がSwitch向けに発表されて以来、複雑な気持ちを抑えられないでいる。
一体どうやったら、そんなことができるのか? この巨大な王国をジーンズのポケットに入れて運ぶなんてことが本当にできるのか?

結論から言うと、どうやら案外簡単にできるらしい。
雪に覆われた山脈、ネクロマンサーがうろつくダンジョン……Nintendo Switch版「スカイリム」は、ファンが愛する「スカイリム」の全てをSwitchのちっぽけなカートリッジに収めてしまった。

もし僕が「Switchでプレイする『スカイリム』は、まさにスカイリムのように感じる」と言ったら、簡素化しすぎだと思われるかもしれない。でも、これは本当の褒め言葉だ。
本作のフレームレートはスムーズだし、テクスチャは概して鮮やかだ。
壮大なほど長いことで有名なロード時間すら短くなり、動作はしっかりとしている。
しかし、一番感銘を受けるのは、Switchをドックから外し、携帯モードでプレイできるという点だ。

「スカイリム」と「ブレス オブ ザ ワイルド」、今冬リリース予定の「ゼノブレイド2」――RPGファンはNintendo Switchで巨大なオープンワールドを飽くことなく探索することができそうだ。