数分間に及ぶ迫力のデモ映像が公開されると、会場は大騒ぎになった。
万雷の拍手。飛び交う口笛。
“December 2017”の文字がスクリーンに映し出されると、その歓声は最高潮に達した。

俺は誇らしかった。

 来場した外国の記者やゲーム業界関係者が、『ゼノブレイド2』の映像を見て、猛烈な拍手喝采をしている……。
中には立ち上がって、スタンディングオベーションを贈っている熱狂者もいた。彼らも、我々日本のハンターと同じなんだ。
まったく新しい『ゼノブレイド』の誕生を、心から歓迎しているのだ。

 正直、俺は叫びたかったよ。

 「見たか!!」

 って。

 「これがRPGの日本代表だ!!」

 って。

 そして、

 「これが俺たちの『ゼノブレイド2だ!!』」

ってね−−。