>>481
『ナウシカ』が大ヒットした時、徳間書店はすぐに『ナウシカ2』の制作を依頼しました。
しかし、宮崎さんはこれを拒否し、代わりに『水の流れる街』という劇場用アニメの企画を提案。
監督は高畑勲が担当し、宮崎駿は設定・レイアウト作成として参加する予定だったそうです。

ところが、ロケハンのために舞台となる福岡県柳川市を訪れた高畑監督が、市民の浄化運動でドブ川が綺麗になった状態を見て感激し、
急遽「アニメーションではなくドキュメンタリー映画を撮ろう!」と決意。
勝手に『柳川堀割物語』というタイトルの実写映画に変更してしまったのですよ。

しかし、「そんな映画に金が出せるか!」と徳間書店から出資を断られたため、しかたなく宮崎監督が『ナウシカ』で得た収入を丸ごと提供し、「自主製作映画」として撮影がスタート。
宮崎さんとしては、『ナウシカ』でプロデューサーを引き受けてくれたことに対する高畑さんへの恩返しだったらしいのですが、あっという間に資金が底を尽き、撮影がストップしてしまいました。

困り果てた宮崎さんはプロデューサーの鈴木敏夫氏に「どうしよう?」と相談。
それに対して鈴木さんが一言、「もう一本映画を作りましょう」。
それを聞いて宮崎監督は「よし、分かった!」と言ってすぐに『ラピュタ』の企画書を持ってきました。
鈴木さんは「なんでこんなに早いの?」と驚きますが、元々NHKで作ったネタを使い回しただけだったんですね。こうして『天空の城ラピュタ』の制作が決定したのです。


微妙に違う(´・ω・`)
まぁ高畑が金食い虫なのは合ってるけど