マリソニ北京は1000万本も売れてた化け物タイトル
https://web.archive.org/web/20160816164525/http://www.asahi.com/articles/ASJ856HQCJ85UEHF019.html
 任天堂の「マリオ」とセガの「ソニック」。両社を代表するキャラクターが競演する――。それが「マリオ&ソニック」シリーズの最大の特徴。きっかけはオリンピックだった。
 「競演はずっと検討されていましたが、なかなか実現できずにいました」。セガゲームスの大橋修・コンシューマコンテンツ事業部長はそう話す。なぜ競演するのか、明確な理由がないとそれぞれの熱狂的なファンに納得してもらえない。
 そんな時、セガがオリンピックの公式ゲームを作るライセンスを独占契約した。「オリンピックという誰もが知っている舞台なら、両キャラクターの競演に最もふさわしい。そういう流れからゲーム化が一気に実現しました」。
 北京オリンピック前年の2007年、「マリオ&ソニック」シリーズの最初のソフトである北京オリンピック版が年末に登場。現在までに世界中で1千万本を売り上げる大ヒットとなり、その後のシリーズ化を決定付けた。